藤城清治 卒寿記念90展

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本当はこっそり、一人で観てこようかと思っていたのですが、子どもたちにバレてしまいました。
もはや美術展に行くのはとても素敵な娯楽♪になってしまった子どもたち、行きたいと言い出したら止まりません。
そして、更に・・・、お友達に、明日行って参ります、とたまたまメールのやりとりでご挨拶程度にお話しましたら。そのお友達から「私と娘も連れて行って下さい!」とのラブコール。
嬉しくなってご一緒に出掛けることになりました!

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藤城清治さんはキリスト教と縁の深い方で、宗教的な作品も多く手掛けていることから、私もキリスト教の教会付属に勤めていたことからとても意識していました。
絵本も持っていますし、いろんなところで採用されていますから、影絵の感じは皆さんもよくご存じなのでは。直接美術展に出向くなど作品を目の当たりにするのは初めてで非常に衝撃を受けて帰りました。

やはり影絵なのです。
作品の後ろから照らされた光の強さも作品をキラキラみせて、そして作品の力強さを感じさせてくれます。光を感じてこそ、光を感じたときに力を持つように考えられて制作されていることがわかるので、画集では生で拝見するのとちょっと違う印象になります。

画集は勿論素敵で、美しく行儀が良いのですが、目の当たりにした作品には先生の息遣いが聞こえてくるようで、作品への思い、そして試行錯誤される様子、苦悩、そんなものが随所に感じられる気がします。

上の作品は、イタリアのアッシジの聖フランチェスコの小鳥への説教をモチーフにした作品です。聖フランチェスコはとても優しい人柄で、小鳥にもわかるように聖書のお話をしたと言われる聖人です。
小鳥たちと話をするフランチェスコ、光を使った作品はキリスト教の宗教画にぴったり。
ステンドグラスを観るような美しい作品です。

ヨーロッパのカトリックの聖堂には、ステンドグラスでキリストの生涯や聖書の中のシーンをたくさん表しているものが多くあります。
まるで映画のコマ送りのように、いろんなシーンが並んでいるのですが、これは今のように誰もが字を読めたわけではなかったので、聖書を読むことができない人にもステンドグラスの絵をみて、聖書の内容を理解できるようにしたのだそうです。

ちょっとお伝えが遅くなりましたが、今回の先生の作品展は撮影や模写はオッケー。
そうは言っても、バシャバシャ撮るのは失礼に思えるので、特に気に入ったものを何点か撮らせて頂きました。

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撮影がオッケーになった経緯について、先生からのメッセージです。
作品を作るだけでなく、ファンのこともいろいろと考えて下さっているなぁ・・と思います。
その気持ちに応えて、マナーある鑑賞をしようと特に気をつけました。

銀座という場所柄、会場もそう広くはないから作品の数は少ないと予測していたのですが、非常に工夫されて、なんと107点もの作品が展示されています。

大小の差はありますが、国立新美術館で開催中のオルセー展より、作品の数が多いのです。圧巻でした。
気に入った作品を少しご紹介をとも思いますので、後日もしかしたら追加記事を書くかもしれません。

藤城清治 卒寿記念90展(教文館のサイトよりご覧ください。)
http://www.kyobunkwan.co.jp/

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