現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
ドバイ博物館にも行って参りました。
何がすごいのかって、結論からも申しますと、ドバイで一番古い建造物なのです。
そしてその古さ加減に私は驚かされました。
この建物・・というか砦なのですが、こちらはせいぜい250年程度前のものなのです。
この砦が代々の中朝の住居として使われてきたのですが、先代の首長の命により、ドバイ博物館として生まれ変わったのです。20世紀半ば、つまりついこの間までは首長の住居でもあった場所が博物館に改装されたのです。
こちらは1760年ぐらいの日干しレンガで出来ています。
門をくぐると・・・
このような家が。
こちらはヤシで作られた夏用の家だそうです。
ドバイの人のご先祖様、ベドウィン(遊牧民)はこのような家に住んでいたようです。
家から大きな煙突のようなそびえ立っているものがありますが、こちらは風の取り入れ口(ウインドタワー)です。
四方からの風を家の中に取り入れることができます。取り入れ口のある下は涼しくリビングの役割を果たす部屋で男性の居室になっています。
女性の居室は家の奥で、部屋は暑く、風は通りません。そして何よりも暗い。
これって男尊女卑?
被害妄想でしょうか・・・。
博物館の館内に入ります。
館内の写真撮影はオッケーです。
最初に観たのは、ドバイの昔から現代、そして未来構想についての大型スクリーンでの映像でした。
これを観るといかに短期間(約30年ほどで急成長)で今のドバイが出来たかがわかります。
その後は蝋人形などを使ってベドウィンの生活、風俗。砂漠の生き物などを紹介していきます。
この人達がベドウィンです。
アラビックコーヒーを飲み、ナツメ(デイツ)を頂いているようです。
えっと、以前記事の中でお話しましたが、男性のお客様に女性が接待することはあり得ません。女性は支度をしますが、お客様の接待を直接するのは男性になります。
女性は家の奥深くでひっそりと気配を消しています。
ベドウィンがラクダを連れているところですね。
デザートサファリツアー(>>過去記事)で砂漠を走ったときにラクダを観ることができましたが、現在ドバイでは野生のラクダはなく、観ることが出来たラクダは全て放し飼いされているものなのだそうです。
これは船を造っているところです。
ドバイではダウ船という木造船がありますが、現在はそちらはエンジンを積んでいますし、ところどころ近代の技術を使っているところがあるやもしれません。
しかし、一昔前まで釘なども使わず、全て木で造っていたとかガイドさんが言っていました。ダウ船については今度お話ししますね。
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砂漠のイメージが強いドバイですが、海も近く、海女さんも存在しました。
真珠なども採っていたそうです。
で、小物置きになるかなぁ、とミュージアムショップで買ったのがこちらです。
結構高めなんです。スーツケースに遠慮なく入れましたが、壊れなかったのが幸いです。
ドバイ博物館
TEL 04-353-1862
開館時間土~木曜日 8:30~20:30、金曜日 14:30~20:30
大人 3Dh
子ども 1Dh
美しい艶々のカラー写真のパンフレットとチケットを頂きましたが、パンフレットはアラビア語・・・、英語もあったのかしら??まるでちんぷんかんぷんです。でもパンフレットの美しさ、印刷の良さがまたお金のある国だということを意識させられました。
PICK UP!
博物館ときたら、ということでつい10日ほど前にみた映画です。
こちらは子どもと観られるだろうと思ってレンタルしました。つい最近DVDになったばかりのようです。
主人公ラリーはなんとか博物館の夜間警備員の職にありついた。
が、仕事を始めてみてびっくり!!
夜になると展示されていた博物館の展示物達が動き出すのだ。
そこに悪党が出てくるのがドタバタコメディにありがちな・・・。
モアイもティラノサウルスの骨格標本も、蝋人形も動きだし、子ども達と大笑いしました。
お気に入りはモアイの台詞。
「おい、ボケボケ。がむがむくれ~。」
なんのこっちゃ?ですね。
子どもと観るのに安心してみられる映画。
そして博物館に興味を持たせることができそうな映画