ドバイ旅行

アラビアン文化体験の夕べ、ドバイにて

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らくだたち
(らくだ)


デザートサファリツアー(過去記事>>こちら)で夕方砂漠にやってきた私たち、砂漠の中をランクルで走り回ったらいつの間にか薄暗くなってきました。

車が止まるとそこにらくだが待ちかまえていました。

今夜は砂漠でディナーです。
しかもこちらでアラビアン文化の体験コーナーが用意されており、
・らくだに乗る
・へナのペインティング
・アラビアンコーヒー&デイツ
・シーシャ(水タバコ)

を楽しむことが出来るというのです。

あおい、らくだに乗りました
(あおい、らくだに乗りました。)

らくだちゃん、おとなしそうな顔をしてかなり揺れるので写真を撮るのが難しい~~。思いっきりぶれていますけど仕方ないです。

ところでこのらくだ、こぶはいくつあるでしょう?
ちょっと考えてみて下さいね。後ほど解答を書いておきます。

らくだちゃんですが、乗ってみるとかなり目線は高くなりますね。2.5m以上にはなりますよね。だから結構コワイです。すごく迫力があります。

二人乗りになっていて、持つところが用意されているのが分かりますか?
これをしっかり持っていないと簡単に落ちちゃいそうです。
普通に歩いているときはいいんですが、特に降りるとき、らくだちゃんは前足を折ってしゃがんでくれるんですが、その時しっかり掴まっていなかったら前のめりに落らくだーですよ。
間違っても片手だけで掴まろうなんて思わないで下さいね。
あ~、ゾウに乗るより怖かったなぁ。でもスリリング。もっと乗っていたかった・・・。

ところでこぶの数ですけれど、正解はひとつこぶでした。
この辺りのらくだはひとつこぶなのです。

らくだちゃんの顔のアップ

らくだちゃん、つぶらな瞳をしていてかわいーです。

水タバコ
(水タバコ)

こちら、水タバコ
ホースの先には鋳物の筒があります。その部分はアルミホイルでくるんであって、ひとり吸う毎に取り替えていました。
見よう見まねで吸って吐いたんですが、こんなもの?という感じ。
ほのか~にバニラの香り(水タバコのフレーバーはいろいろあるらしいです。)がある他は空気をストローで吸うように手応えなく感じたので、思いっきり吸ってみたんです。
でもどうもないんです。
が、吐き出すときには思いっきりむせました

これがやっぱりタバコってことなんでしょうね。
実はフツーのタバコでさえ、全くの未経験な私、このむせ方はほとんど、中学生の初たばこ状態なのではないかと苦笑してしまいました。

この水タバコ、身体には害がないということで体験したのですが、あのむせ方。なんだか心配になった私はまたWikipediaしちゃいました。

水タバコ(みずタバコ)はアラビアで発明され、イスラム圏で大成した喫煙具の一種。水煙管(みずぎせる)や水パイプ(みずパイプ)とも呼ばれる。 

各地で呼び名は異なるものの、専用の香り(フレーバー)付けがされたタバコの葉に炭を乗せて熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通し吸うという基本的な構造は同じである。

サイズは小さい物で高さ30cmからあり、一般的な物は60–80cmほど、大きい物では1mを超すものも多い。水がフィルターの代わりをし、大抵の不純物やニコチンタールは水に溶けてしまうのでそれほど強くは感じない。また、フレーバーには果物からスパイス、花、コーヒー、ガムなど多くの種類がある。

一回の燃焼時間が1時間程度と長く、重さもあり気軽に持ち運びはできない。そのため、紙巻きタバコが普及している日本等ではあまり知られていないが、煙が水を通る間に多少冷やされることもあって、昼間の気温が高いインドや中近東で人気がある。特に中近東では喫茶店に置いてあることが多く、昼間喫茶店で男性が水たばこを嗜む姿を良く見かける。

一人ではなく何人かでゆっくりと味わいながらお茶や雑談をする、というスタイルに合わせられた珍しい喫煙具でもある。

従来より日本でも個人的に、もしくは知り合い同士で水タバコを嗜む愛好者は、中近東地域を訪れた長期滞在者や旅行者を中心にある程度存在していたものと思われる。
また、日本でバブル期以降に増えた各国料理店のうち、イラン料理トルコ料理エジプト料理レバノン料理などを提供するレストランでも水タバコを扱うところが僅かながら存在していた。(定番の品としてメニューに載っている場合から、数名以上の予約グループ限定、といった具合で状況には多少バラつきがある。)

これらの状況に加えて、近年の欧米諸国でのブームを受けて日本でもおしゃれな若者文化の一種として新たに注目を集めつつある。その結果、前述の各国料理店以外にも水タバコを提供する場所(主に個人経営によるカフェバーなど)が首都圏では着実に増え、若年層を中心に人々の認知度も高まりつつある。

特に甘いフレーバーのおかげで比較的吸いやすい事から、普段紙巻タバコを吸わない層にも愛好者が多く、若い女性を中心に愛好者の裾野は徐々に広がってきていると考えられる。

また、最近ではネット通販で水タバコ関連の商品を個人輸入販売している業者も多く、日本で容易に入手できるようになった事も愛好者増加の一助であるといえる。

さて、私の心配な健康への被害ですけども・・・。

WHOに存在する『たばこ製品規制研究部会』が2007年5月31日
世界禁煙デーに向けた研究発表によると、紙巻タバコが1本を吸い終わるのに平均5~7分間のうちに8~12回煙を吸入することに対し、水タバコは前述のと
おり長時間をかけて煙を吸引することで嗜好を味わうものであり、20~80分のうちに50~200回もの煙を吸入するため、吸い込む煙の量だけを比較する
場合は紙巻タバコ100本分にもなるという。

ニコチンなどの化学物質が水に吸収され『健康に害が少ない』として発売しているものの、水はそれほどニコチン
の吸収率が高いわけではないために、結果としてより多くの煙を吸わなければ満足感を得ることはできなくなり、有害な化学物質を多く摂取してしまうとしてい
る。『安全なタバコ』として近年ブームになりつつある日本などに対し、警鐘を鳴らしている。

私が吸ったのは2~3回なんですけど、長時間吸ったら害があるんですね。
水タバコについては是非、愛煙家の方のご感想を伺いたいところです。

へナ体験

 

(へナ体験)


落書きされちゃっています~♪
これは髪染めに使われる天然染料の「へナ(ヘンナ)」を使ったペインティングです。

このヘナのペインティングは結婚式など特別な時に女性がするオシャレのひとつです。

しかし、この方、絵を思いっきり手抜きしています~。
最初の方の人たちにはもっと繊細な絵を描いていたんですよぉ。

このヘナの模様はケーキにチョコレートで文字を書くように少しヘナが盛り上がるようにのせていきます。そして完全に乾いて、その盛り上がりが自然に剥げると皮膚に模様がうつっています。
このヘナで描かれた模様は汗に反応するそうで、だいたい1週間くらいで自然に消えるそうです。

帰国してから大浴場で年配の女性に「それ、何??」と声を掛けられちゃいました。もしかしたら入れ墨だと思われちゃったのかしら?

ところで絵を描いてくれている女性ですが、黒い布を身にまとったような格好をしていますよね。この服装をアバヤといいます。

これはイスラムの女性の服装です。自分の夫以外には素顔をみせないということになっていて、実際はこうやってお顔が見えている方が多いのですが、中には本当に目の部分しか見えないような方もいらっしゃいます。しかも口元の布の下に更に黒いマスク(これは風邪用のマスクとは別物)を付けて完全防備している方もいるんです。

既婚女性がしているのかと思いきや、どうもお年頃になるとこの格好をするらしいです。
アバヤの下は案外派手な服を着ていたり、若い女性だとジーンズだったりします。いろいろな思いはあるようですけど、習慣になっているから着ているって感じの現代っ子も多いようです。

真っ黒と決まっているので毎日毎日、全身真っ黒の服装です。
裾に少しスパンコールが付いていたりといった装飾はあるものもあります。
すごーくステキに見えるんだけど、さすが毎日着ていたら飽きそうです。
服の裾は少し地面を擦る感じでそれで外も歩くしトイレにも行ったりするし不衛生な気もするんだけど、みなさん、すごーくきれいに着られているんです。
シミもしわもひとつもみつけられないくらい。
ドバイだから?
聞いたところ、何枚も持っていて毎日クリーニングに出しているとか。みんながみんなクリーニングに出すかは分からないけど感心しました。

ところでアバヤを身につけた女性にカメラを向けるのは要注意です。ガイドブックでも必ず許可を取ってとあります。男性がカメラを向けたりするとトラブルになる可能性もありますから要注意です。

アバヤは現地のお店で簡単に手に入ります
(現地のカルフールでも見かけました。)
決してイスラム教徒でないと手に入らないって事はないです。
頭に被せる物と、服の部分と買うと日本円で1万ちょっと超え、くらいかかります。(カルフールでのお値段ですが。)
買ってみようかな・・とも思いましたが、イスラム教徒と思われて声を掛けられるのも困ったことになりそうだと思い、今回は止めておきました。

ヘナペイント、できあがり
(ヘナペイントできあがり!!)
バーベキューバッフェ
(バーベキューバッフェ)


今夜は砂漠の上に用意された場所でバーベキューバッフェです。
これはアラビアン料理

ひよこ豆がよく使われているんですよね。
パンケーキの様な物は名前を忘れちゃいましたが、上にひよこ豆のペーストをのせてみました。正直、ひよこ豆のペーストはあんまり私には美味しく感じませんでした。
そして奥の方にみえる黄色いのがひよこ豆のカレー。これは食べられます。
それからハンバーグステーキ。
他の方達は美味しそうなお肉を召し上がっていました。その場でジュージュー焼いてくれるの。
アラブの方は以外にも辛いのが苦手だそうなので、お味はマイルドですよ。
お飲み物はビール、ジュースその他。
ヘルシー嗜好というか、私は「水」を飲んでいました。

ベリーダンス
(ベリーダンス)

 

食事も後半、ベリーダンスが始まりました。
ベリーダンスというのは「お腹のダンス」という意味だそうで、これはアラブの文化圏で発展したこの踊りを西洋側が付けた名前だそうです。

 

ダンサーの女性二人はとてもふくよか。ベリーダンスが女性のふくよかさをよし、としている所以でしょう。ベリーダンスやハワイアンダンスはぽっちゃりしているくらいの人が踊った方がサマになりますね。

長い髪を揺すって踊ったり、お腹を波打ったりがイイんです。ショートカットじゃダメなんですね。
踊るっていい!観ている人をこれだけ楽しくさせちゃうなんて、お酒より効果あるみたいです。こんなに美しく踊れたら楽しいだろうなぁ~。
日本じゃダンサーは細くないとなれない、ってイメージがあるけれど、踊りたければ踊って良いのかなと思わされました。

イスラム文化の中でこういう衣装で踊るダンスが生き続けてきたことが私にはすごいなって思います。

魅惑の夕べ~。
出来るなら砂漠に1泊したいくらいだったのですが、夜更けにはホテルに戻りまた明日へつなぐのでした。

 

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