現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
ドバイって最近聞くようになった地名かもしれませんね。
私もドバイという地名を初めて意識したのは今から数年前のことになります。
主人の従妹さんがご主人の仕事の関係でドバイに住むことになったと聞いたのです。
ドバイ?
その言葉からは中東というイメージ以外は何も出てこなくて、すぐにネットで検索しました。
するとアラブ首長国の中の大都会で、すご~く立派なビルが林立していて、物価は非常に高く、石油で潤っている地域だと言うことが分かりました。
その従妹さんとはこの夏休みにも山口で会いました。そこでドバイの話をしたわけでもないのですが、なんとなく勝手な親近感が・・・。
そこに降って湧いたような今回のドバイ行きです。
同じアラブ首長国連邦(以後、UAEと略します。)の中でも実はドバイより石油産出量がはるかに多く、お金もちの都市、アブダビ。(2番目に産出量が多いのはドバイ。)
ほぼ北海道と同じくらいの大きさのUAEの中で一番大きな首長国がアブダビになり、UAEの首都になります。
アブダビは毎日40万バレル(1バレルは159Lです。つまり159×40万=6360万L・・・、やっぱりピンと来ませんね・・・。)の石油を取ったと
しても150~400年は大丈夫と言われています。
そしてついでですけど、算出される石油の70~80%が日本へ輸出されているそうです。)今日はそのア
ブダビをネタにしますね。と言うアブダビですけども、ほとんどバスで車窓からの観光ですね。
※これらの蘊蓄は現地のツアーガイドさんから伺ったモノです。その後、説明などは本、ネットその他で調べた情報も載せています。
ガイドさんが間違えているとなると・・・、手に負えません。おぼろげに聞いたことは記事にしないように気を付けます。
この時期のUAEは最高気温が約50℃です。
よく海外って「暑くても湿気はないでしょ。」と言われますが、海に近い地域もあって日本以上に蒸します。つまり夏の暑さは日本以上に過酷。
私がいる間も45℃とかいっちゃっていました~。
地球の歩き方だったかな、100m歩くのも車を使いましょう、みたいな記述があったような。
私たちも旅行中の移動は建物内の移動と、バス移動がほとんどでした。
外はほとんど歩いていません。
ですからドバイからアブダビに行く車中で観たモノをご紹介します。
ドバイ最大の経済特区です。
普通ドバイで仕事をする場合はUAEの国籍を持つ人とパートナーを組まなくてはいけないのですが、特区では100%外資でビジネスができます。まぁ、それはそれで条件に制限が出てはくるわけですが。
特区の中で生活が十分出来ちゃうそうで、学校も病院もお店もあるそうです。
そして経済特区は他にもあるそうですが、私が見かけたのは似たような感じでした。
えっとこちらはもうアブダビだったと思います。
白にグリーンの模様があるような10の窓を持つ家があちらこちらに観ることができます。
これはですね、元遊牧民(ベドウィンの人たちの事だと思われます。)に無料で国から提供された家になります。10の窓=10の部屋だそうです。
さすがお金持ちの国!!
大きなゴルフボールがのったようなビルが確認できます。
これ、なんだと思います。
ゴルフ用品メーカーのビル??
いえいえ、違います。
これはこちらのNTTだと思って下さい。電波とばしています。
アブダビ最古の建物です。
外からの見学のみで中に入ることが出来ません。
古いといっても19世紀の宮殿です。
こちらがパレスなのでしょうか。入り口のゲートまではこのお兄さん、快く見せてくれました。
アブダビ最古の建物~って事以外、情報が与えられていないので、いまひと~つふたつ感激が薄いです。
こちらも車窓から。
とても美しいエメラルドグリーンの海なのです。
この清々しい色とは裏腹にバスの車外にでると45℃前後の蒸し風呂状態を体感します。
ヘリテージ・ベドウィン・ビレッジ(Heritege Bedouin Village)ともいいます。
UAEの人のご先祖様はベドウィンと呼ばれる遊牧民だったと言われています。
そのベドウィンが生活していたスタイルがみられるのがこちらです。
ラクダも見ることができ、記念撮影もできます。
ツアーの中ではラクダに乗せて貰った人もいました。
こちらでは街路樹としてあちこちでみられるのが、このナツメヤシ。
車窓からの撮影を阻むくらいたくさん植えられています。
こんないわれがあります。
聖母マリアがイエスを産んだ後、食べるものがなくてお祈りを捧げたところ、「足元の木を揺すってご覧なさい。」と天からの声が聞こえ、落ちてきた実を食べたとか。(2008/04/21このいわれの部分を加筆しました。)
そしてこのナツメヤシの実はこちらではなくてはならない食べ物のひとつです。
デイツと呼ばれるナツメヤシの実は3粒食べれば1日に生きていけるだけの栄養が摂れるといいます。(え~、本当かなぁ、と思って聞いていました。つまり高カロリーで糖分も多いのです。)
しかし糖尿の人でも消化される糖分なのだとか。
このデイツはアラブの接待には欠かせないものなのです。
デイツとアラビックコーヒーでまずお客様をおもてなしするのです。
このアラビックコーヒーは香辛料の入ったコーヒーで、ドバイの人たちはよくサフランを入れるそうです。それから乾燥ショウガを入れることも。ホテルで出される物はそのまま頂いて大丈夫ですが、普通は少し時間を置いてから上澄みを飲むような形になります。
このアラブの接待ですけど、イスラム教の方々なので、女性が表に出ると言うことはなく、準備だけして部屋ドアの前に置き、接待自体は男性がすることになります。
そんなわけでアラブの家庭では応接室は直接外から入ることが出来るような作りになっています。つまり、女性と顔を合わせたり、その気配を感じるような事がない作りになっているそうです。
デイツは大粒であればあるほど甘くて美味しいそうです。
ただし、収穫したそのままでは渋い。
干し柿と一緒で干すことによって甘くなるのです。
更に実の中にある種をとってオレンジを詰めた物、チョコレートでコーティングした物、デイツにごま油をたらした物など、いろんな物が売られています。高級品はやはり美味しいらしい。お土産としても最適です。
このあま~いデイツに合わせておちょこのような容れ物にいれたアラビックコーヒーを飲みます。甘さはすっきりと口の中もさわやかになります。
アラビックコーヒーは大人な香りと味、結構好みでした。
というわけで、貴重なデイツをこちらではネットをかけて守っているんですね。
実は時間の関係でそんなにじっくりみていないのです。
これがツアーのつらいところですね。
だけど、この時期のUAEはすごく暑いので、自分で回るとなるといくらも観ることができません。ドバイ在住の主人の従妹さんに旅行の1週間前に会ったんですが、ツアーがいいと。
「ドバイのいいところだけ観て帰って下さい。それにはツアーがいいです。」と。
物価はびっくりするほど高いとは思いません。よっぽどユーロの国の方が高いでしょう。
だけど住むとなると家賃がすごく高いんです。これは物件がまるで足りていないので仕方がないんです。
駐在としてくるならともかく、いくらドバイドリームと言っても、日本人が突然来て生活していけるほど甘くはないようです。
ちなみにアブダビの観光のところで書くのも変なのですが、ドバイについては住人の8割が外国人なのです。インド、パキスタン、バングラデシュなど、いろんな国から人が出稼ぎに来ています。
そうした中でUAEの国籍を持つ人たちは色んな面で優遇されています。
それについてはまたご紹介しようと思います。
前置きが長くなりましたが、↑はベドウィンの工芸品をつくる様子が観られる建物です。
扉ごとに個室になっていて、香油が売られていたり、刀を作っていたり、壺を作っていたり・・・。
時間がないのでささっと観ました。
「写真を撮らせて下さい。」と声を掛けたらスマイルしてくれました。
つやつや・・ぴかぴか。
アラビックコーヒーのポットなんでしょうね。
民族村のすぐ横にあったポスターですが、あちらこちらでこういったポスターを観ることができます。
アブダビの首長のポスターかしら。(現在の人なのか、先代の人なのか・・。)
アブダビの首長=UAEの首長。
ドバイの首長=UAEの副首長
(エミレーツパレスの門)
こちらは2005年Openしたホテルです。
バージュアルアラブがモダンであるのに対して、
エミレーツパレスはクラッシクな感じの豪華さです。金と銀のモザイクの内装のロビーが素晴らしいそうです。
シャンデリアは全てスワロフスキー製だそうです。
ホテルでも建物でもなんでもアブダビとドバイは張り合うんですよね~。
共にいろんなコトで世界一を競います。
↑こちらはちなみに門です。
これは王族の人用の門で、一般の人用の門は別にあります。
そちらもそこそこ立派ですが、スケールはまるで違います。
これがホテル本体。
お腹が空いてきたところで、ランチです。
メリディアンホテルです。
イカも柔らかく、ソースはしっかり魚介類の濃厚なエキスで出来ています。おいしい~。
デザートは濃厚なとても美味しいアイスだったのですが、撮影するのを忘れました・・・。きっと撮るより、摂る方に夢中だったんです。
窓からの眺めは美しい海とメリディアンホテルの作り込んだアラビアン風のリゾートな庭って感じでした。言葉で表現が難しいんですけど、写真を撮る時間がなくて~~。
アブダビ観光の部はコレでおしまい~~。
ご覧になった方でもし間違えなど気付かれた方、是非コメントその他ご連絡いただけると幸いです。