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アドベント その2

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その1ではアドベントとについての説明と、アドベント前に用意するアドベントカレンダーや献金箱についての話を書きました。今日はアドベントに入ってからのことについて話をします。

 

 

アドベントに入ると教会はクリスマスの装飾になります。
特に礼拝堂に入ると天井から大きなリースがぶら下がっています。下から見た時に「輪」になる形です。グリーンリースの上には4本の赤いキャンドルが立っています。このキャンドルはクリスマスまでの日曜日が訪れる度に、1本ずつ火を灯していきます。クリスマスの礼拝(ミサ)には4本のキャンドルに火が灯ることになります。
これを「アドベントクランツ」と呼んでいます。

アドベントのシーズンになると、たくさんのクリスマスの賛美歌を覚えて歌います。

それから壁面などクリスマスの装飾を増やしていきます。よく私たちが作った壁面装飾は1週ずつ、降誕の物語を表すのです。

 

(こちらはオルゴールです。写真をクリックするとショップに飛びます。)

1週目は天使の登場。
2週目は羊飼い&羊の登場。
3週目は3人の博士。
ラストの4週目。マリア、ヨセフ。そして中央に生まれたばかりの救世主。

これらを色画用紙などで作って、雰囲気を出します。
子どもたちも登場人物が増えると降誕の物語とピンとくるようです。
ホールには大きなクリスマスツリーを出し飾っています。

それから天井からはたくさんのキャンディ・レイ
これはアイデアだなと思うのですが、雨の日にスーパーなどで傘を入れる袋を配りますよね?このビニール袋に駄菓子やキャンディー、クリスマスのちょっとしたオーナメントをひとつ入れるたびにモールやリボンなどで縛り、子どもの首に下げられるようにするのです。
クリスマスのお祝いが終わるとこれをクリスマスのプレゼントと共に渡します。

クリスマスの礼拝では幼稚園でもキャンドルサービスを行いますので、日々の礼拝でもキャンドルを使って礼拝をしていくようになります。献金箱をささげる練習などもしていきます。

ちなみに救世主(キリスト)をイエスというのが一般的ですが、娘の幼稚園はカトリック系だから?イエスズさまと呼んでいます。
私はプロテスタント系の幼稚園に勤めていましたし、自身もプロテスタント系の幼稚園の出身なので、?ということも多いのです。カトリックではマリア様を崇拝しますしね。

クリスマス前の時期は教会でも救世主の降誕の物語を聞くことが出来ます。普段、教会にはなじみのない方でも聞いたことがあるお話が多く、分かり良いと思います。特にクリスマスの礼拝はキャンドルサービスがあったり、クリスマスの賛美歌で「きよしこのよる」「もろびとこぞりて」などこれまた馴染みのあるものが多いです。

洗礼を受けているクリスチャンの方たちは礼拝の中で、救世主がこの世に舞い降りてきて、人々の罪をあがなうために流した血と肉を、赤いワインパンに例えて、わかち合います。
洗礼を受けていない人はここは黙して過ごします。

幼稚園でのお祝い会の後、近くの老人ホームなどを慰問して一緒に歌を歌ったり、合奏をして過ごします。
有志で外に繰り出しクリスマスキャロルをすることもあります。
たくさんのクリスマスイベントの中でクリスマスの本当の意味を知り、ただプレゼントやご馳走を楽しむイベントではなく、心の豊かさを求める人としての成長を求めていくことになります。

 

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(写真はシュタイフ社の降誕ベア。クリックするとショップへ飛びます。)

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