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3D映画「アリス イン ワンダーランド」

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アリス イン ワンダーランド 画像

 

ティム・バートン監督「アリス イン ワンダーランド」観てきました。
子どもも楽しめそうだから、家族で観に行こうと思っていたのですが、非公式の前売りのファミリーチケットを入手し損ねたので、映画の日にひとりで観に行ってきました。
一緒に行く友達いないのかね~、などと言わないように・・・。

ストーリーは簡単に説明しますと、「不思議な国のアリス」から13年後の19歳のアリスのものがたり。
知らないうちに仕組まれた自分の婚約パーティを抜け出したアリスが穴に落ちて気付いたらワンダーランドへ。
最初はこのワンダーランドは自分がみている夢の世界だと思っていつか覚めるのを待ち流されていたけれど、自ら切り開いて解決すべきことが出てきて、ワンダーランドの中で自分を取り戻していく・・という感じの内容。自立をテーマにした内容です。

※プチネタバレ注意。

3Dメガネ

(映画用の3Dメガネ)

私は映画館で3D映画は 初体験。
ディズニーランドでのマイケル・ジャクソンの「キャプテンEO」を思い出し、美しい&飛び出す映像は楽しめました・・。そのうち家庭用のDVDも3Dにな るのでしょうね。

映画館では3D版と通常版があり、3D 版は+¥300
それに字幕版と吹き替え版がそれぞれあります。予約の場合はよく確認して下さいね。

こ の+¥300は3D用の眼鏡。
お持ち帰りも自由です。次回の3D映画の観賞の際に持参したら、¥100引きとかあればいいのにねぇ・・・・。
 

カ ワイイという感じではなく、日本で言うと宮崎あおいさんのような自分がありそうな感じの主演女優、ミア・ワシコウスカ。 もっと闘わせたい感じの女優さん。

マッドハンター

サービス精神の旺盛さが常ににじみ出る、ジョニー・デップイカレ帽子屋
このマッドハンターも悪くないです。でもジョニー・デップはチャーリーとチョコレート工場のウィリー・ウォンカが最高に好きです。マッド・ハンターまで行ってしまうと、別世界の生き物に見えます。
マッド・ハンターのダンスというのも、チャーリーとチョコレート工場のウンパルンパの歌やダンスに比べると、インパクトがないんですけど。期待しすぎでしょうか??

もっと怖い顔でも良いような気がする赤の女王は監督の内縁の妻、ヘレナ・ボナム=カーター。よくこんな役を引き受けたなぁ、と感心してしまいます。

何処までもお姫様キャラのアン・ハサウェイ
自己陶酔型の白の女王が本当にぴったり。赤の女王が「可愛いお目々をぱちくりさせれば、みんなが自分を愛してくれると思っているでしょう。」というような事を言っていますが、まさにその通りのキャラを演じています。吹き替え版では深田恭子さんが声優をしています。

というわけで役者さんも舞台も揃っていて、ティム・バートンの映画は色彩感覚や登場実物の衣裳等のセンスもとても良いと思うんです。
でも残念ながらストーリー自体は単純で、折角のワンダーランドに目新しさがない。アクションも中途半端・・・。小さい子どもも観ることを前提に単純に控えめにしたの でしょうか。もう一ひねり欲しかったかな・・・。
頭の中でふんわりと、このキャストや舞台で、もっとトンでいる映画が作れないか、イメージする私 なのでした。

原作の『不思議な国のアリス』
子ども用にストーリーを追った 絵本ではピンときませんが、作者ルイス・キャロルのことやストーリーの謎などおっていくとネタが尽きないような研究しがいのある本なんです。
ス トーリーの舞台の不思議さだけでなく、そんなところが未だに大人をも惹きつけている魅力なのだと思います。
ルイス・キャロル、今でいうと変人(いや変態)の類です。当時ではそこまで奇異に観られていたかはわかりませんが、間違いなくロリコンです。親の承諾を得てということになっていますが、たくさん女児のヌー ド写真を撮影していました。そして大人の女性には興味を持ちませんでした。
そうやって考えると、この原作のストーリーで表現したかったことは何 か、理解できなくなりそうなのですが、彼自身大人になりきれなかったのかもしれませんね。
ともかくも天才と何とかは紙一重。
後世に何かを 残すような人物は私のような凡人にはかりしれるわけがないと解釈しています。
いや既にこの世にいないから怒りまでいかないものの、許せないな。
作品への理解を止めてしまうきっかけになった知識です。当時はどういう感覚だったのでしょう??
この不思議な国のアリス、そして続編の鏡の国のアリスを読むときに、やはりマザーグースの知識があるとより楽しいかと思います。ハンプティ・ダンプティなども出てきますし。

脱線をしてしまいましたが、時にひとりで映画を観に行くのも悪くないです。
夫には(ひとりで楽しんで、と)冷たい目で観られちゃいましたけどね。

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