1Q84

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1Q84・・・。
IQじゃないんですね~~。
イチだったか・・・。
村上春樹さんの本は『ノルウェイの森』以来です。大昔。
あの赤と緑の表紙は今でも印象に残っています。

しかしそのノルウェイの森、子どもの頃(中学生か高校生かだったと思います。)に読んで、ちっとも心に残りませんでした。
ストーリーに全く記憶がない。
多分、経験値が足りなかったから分かる部分がなかったのかも。何が描かれているかわからないまま。

源氏物語も実は小学校1年生の時に読んだのです。その時は字面を追うだけで、面白いのがまるで分からなかった。
6年生くらいになったら、面白さが分かって。
今ノルウェイの森を読んだら違うのかしら??

(※他記事の脱線で書いていたら長くなってしまったのでこの記事を独立させました。)

字面を追って文の意味が分かっても、物語の意味。奥の深さは読み手側のさまざまな経験値がないと分からない。
でも例え、体験したことがないものでも想像できる文を作家は書いているわけだけど・・・・。
感覚が育っていないと分からない部分があるのです。

村上さんの文は説明っぽくない、非常に情景描写が多くて優れています。
だけど余分な贅肉ではなくて、よく吟味された文章。

1Q84・・・1冊目。(続編としてBOOK2、BOOK3が出ています。)
大抵この分厚さの本は話題の賞をとったものでも、本の1/3くらいで話が見えてしまって、後が想像がつくのが普通です。前置きの部分が終わってしまい、導入の伏線のつじつま合わせが始まるというか、本題がみえてしまうのですが・・・。その辺り、長編のせいかもしれないけど、どう攻めてくるか分からない感じ。それ以上にとにかく文章がとても上手いんです。(ノルウェイの時にはまるで気付かなかった!!)

だらだら書いてある文ではなくて、どれも必要な描写・・という作品なのです。
こういうの読んじゃうと文を書くのが好きです、なんて恥ずかしくて言えなくなってしまいそうです。

さて。
お話しは始めからどんなストーリーになっていくのだろう?と心をグッと掴んだまま。
どこかで読んだことがあるような展開ではないし、新鮮さを残します。
なんの話?

これは申し訳無いけど、お伝えしない方が良さそう。
読み出したときの鮮度が落ちてしまいそうなのです。少しでも興味を持った方は読んでみてもソンは無いと思います。

村上さんはものすごく時間を掛けて作品を書かれるそうですね。
流行作家はバンバン作品を書いていきますが、こうやってしっかり熟成された感のある作品をもっと読みたいです。
まぁ、まだ1冊目なのでこの先を読んでいって感想が変わらないことを祈りつつ・・・・。

現在2冊目(BOOK2)待ちです。(図書館でリクエスト中。)