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ウォルドルフ人形を作りました!!

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アンの4歳のお誕生日のプレゼント・・・。
まだメインの物がご紹介できていませんでしたね。

いつか自分で作ったお人形をプレゼントしたい・・と思っていたことと、我が家にはセミロングヘアのぽぽちゃん人形があるのですが、ロングヘアーのお友達が欲しいとリクエストされていたということで今回チャレンジして作りました、こちらウォルドルフ人形アリスちゃんです!!

ウォルドルフ人形のアリスちゃん

(アリスちゃん)

ウォルドルフ人形、ご存知でしょうか?
シュタイナー教育の思想の中で生まれたお人形です。
シュタイナー教育についてはとてもさらっとお話しできるような物ではありません。1900年代の初めにドイツのルドルフ・シュタイナーという人が始めた学校の教育方法です。非常に特徴のある教育方法で、日本では取り入れきることができない現実がありますが、特に小さい時期の子どもに対する丁寧な思想には共感できます。全ては早期教育と対角をなすような思想です。(初めてシュタイナー関係の本を読もうとする方に私的にお薦めなのは松井るりこさんの七歳までは夢の中―親だからできる幼児期のシュタイナー教育

ウォルドルフ人形の特徴
・人形の材料はできるだけ天然の素材を使います。
→幼いうちから自然の物の感触のよさを覚えて欲しいという願いが込められており、人形の中にはたくさんの羊毛がしっかり入っています。また、髪の毛も毛糸を天然の植物で染めています。
従って髪の色をある程度はリクエストできますが、季節や状況により、染め加減も変わるようです。黄色から褐色までで黒は用意されていないようです。
黒を染めることが難しいことと、お人形の髪には重い印象になるからです。

・子どもの身近な人が人形を作る
→子どもが大事にします。

・人形の顔は特定の表情を示さず、目と口はとても小さくつける。
→子どもがその時々の感情を人形に移し、子どもの想像の中で表情を感じて欲しいということから。

・ぐにゃぐにゃしていないしっかりしたバランスの良い人形。
→子どもが身近なものに影響されることを考慮しているそうです。人形は4頭身です。

ウォルドルフ人形は様々なサイズがありますが、もっともポピュラーといってもよい、C体とよばれている身長が40cmほどのお人形を作りました。

自力で作るのは羊毛の扱い方等が難しく、まず無理と聞いていたので、講習会を申し込みました。私は2日間の講習を受けました。2日間×6時間+宿題、自力+a という感じです。(テキストはこちらウォルドルフ人形の本 +スウェーデンひつじの詩舎のアトリエノートⅤ)噂には聞いていたけれど、これほど大変とは・・・。
でもしっかりとしたお人形ができて大満足。
とりあえず、翌日にはパンツだけ作り、アンにプレゼントしました。

黙っていて!とパパには念を押した筈なのに、ママがお人形を作ってくるよ~、なんて話しちゃっているパパ。すっかりバレバレ のプレゼントになってしまっていました。それでも大喜びのアン。幼稚園から帰ってくるとぽぽちゃん人形とミニーちゃんのぬいぐるみと3人姉妹という設定らしくずっとお人形遊びをしていますし、とても大事にしている様子。正直、ここまで気に入ってもらえるとは思っていなかったので嬉しいです。
 
・お洋服を作れば着せ替えが楽しめます。講習会をしているところで購入できるアトリエノートⅢがC体用の服の型紙と作り方の冊子になっています。

(この本にもC体用の服や小物の型紙や作り方も乗っています。)

今回着ているのはアトリエノートⅢのP2のサマードレスの型紙から作りました。 あまりにストン、としたデザイン。もっと裾が広がったデザインを作りたいです。

髪で遊ぶこともできます。(いろんな髪型のお人形を作ることが出来ますが、今回はロングヘアなので特に遊べます。)

・一緒にお風呂に入ることもできます。(詳しくはテキスト参照。)つまり汚れたら洗えます。 

洋服もあれこれ外野がうるさいなか、2日かかってなんとか出来ました。
自然?天然?という雰囲気からちょっと遠くなってしまいましたが、とりあえず満足です。

後姿

 

髪でも遊べるというのがアンにはとても嬉しかったようで、三つ編みをリクエストされました。
三つ編みくらいならオッケーよ~、と思っていましたが、パジャマ作って♪ 靴も♪ このお洋服も♪とあれこれリクエストされていて、しまいには「あと、2人おともだちも作って~。」敵いません。当分、時間をみつけては(みつからないけど)お洋服作りをしたいです。

その他、お誕生日のお祝いに間に合った私たちからのプレゼントは過去記事でもご紹介しましたが、
・レインブーツ (リンク切れになりました。)気になる方は過去記事に写真がありますので、チェックお願いします。

でした。

ちなみに5歳のお誕生日にはシュタイナー思想とは離れますが、ドールハウスを手作りしました。
初めてのドールハウス作りその1(アンの5歳の誕生日プレゼント)
良かったらこちらもご覧下さい。

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