現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
先日、園行事でお芋掘りに行ったアン。
たくさんのさつまいもを持って帰りました。在園児がふたりの家庭の場合は、この倍ですからすごい量ですよね。
アンの希望でスイートポテトを作ることになりました。
(アンが収穫したさつまいも)
スイートポテトといえば、私が初めてチャレンジしたお菓子になります。
お菓子というか、クッキングはスイートポテトが初めてでした。だからその時のことはよく覚えているんです。
自由学園幼児生活団。
ここが私の出身園です。何度かお話ししていますが、ちょっと特殊な幼稚園でした。最近、週5日制になり認可幼稚園になりましたが、以前は週2~4日の通園スタイルだったのです。
この自由学園は一般的な幼稚園にあたる生活団から一般的な大学にあたる最高学部までが敷地内にありました。たぶん、すみずみまで歩き回ったことはないと思います。
敷地内にあるお芋畑までは結構歩いた覚えがあります。途中パン工場(敷地内にあるんです。)があっていい匂いがしていたのも記憶にあるんです。
どのくらいの広さがあったのかな・・・、と調べましたところ、
自由学園の敷地内案内図
http://www.jiyu.ac.jp/index.php?c=6-16
やっぱりとても広い・・・・。生活団は男子部の敷地内の一番端っこにあるんですね。パン工場も比較的近いけど・・・、芋畑はどこ??
収穫したお芋を生活団の活動の中でスイートポテト作りをしたのです。
カラー上質紙のような紙で船を作り、そこにスイートポテトのタネを入れて、自分のマークの入った旗のついた楊枝をさして、トースターだったか、オーブンだったか焼いたのです。
その時のレシピを探したのですが、ちょっと行方不明。探せばあるような気もするのですが・・・。
生活団の作り方に近いであろうレシピを参考に作りました。
引用:「こどもがつくるたのしいお菓子」より、婦人之友社
巻頭が写真で作り方はイラストなのですが、このイラストがとても丁寧で分かりやすい。
こ の本は私が小学校1年生くらいの時に母から買って貰ったものなのですが、子どもでも失敗しないで作れるお菓子類(ケーキ、パン、スコーン、ゼリー、アイ ス、クッキー、飲み物など)がたくさん紹介されています。こちらで掲載されている「フルーツヨーグルトシャーベット」なんて火も使わないし、お金を貰って 材料を買いに行き、勝手に作るなんて、小学校の1,2年生の頃からしていました。
脱線してしまいましたが・・・、作り方のページの前には、お菓子作りについての基礎知識、計量や材料、火の強さや温度のことなど分かりやすく説明されています。
こちらの本は、自由学園の創設者・羽仁もと子の作った婦人之友社から出ているので、このレシピが生活団で作ったものに近いのはでたらめではないワケですよー。
「スイートポテトメレンゲケーキ」となっていましたが、うちの子ども達、赤ちゃん時代に卵にアレルギーがありました。メレンゲを使うとなると、一番強度の卵白を使うことになりますので、メレンゲは入れなくてもいいでしょう・・・、と判断。
今回はスイートポテト・ケーキかな。
アルミホイルや、紙で生活団の時のように舟型を作っても良かったのですが、省略して丸型で作ることにしました。
お芋を蒸かすところや計量は私がして、蒸したお芋の皮を剥ぎ、潰して→裏ごす→バターや卵、牛乳などを加える・・ということを子ども達がしていきました。
裏ごすのは一番時間がかかる作業なので、時間がない時は裏ごさなくていいかと思います。
焼き上がるまでちょっと時間がかかったけれど、ホクホクあま~いスイートポテトはヘルシーでとても美味しかったです。
全ての作業を子どもに任すことは出来ないけれど、部分参加でもとても満足そうでした。
数日後、アンの幼稚園でもスイートポテト作りをしたんですって!
それぞれの家庭で、ふかし芋、大学芋、天ぷら、干し芋、さつまいもご飯に変身したようです。秋の味覚、まだまだ楽しめそうです。