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これ、オススメです。
分厚いですが、面白くてどんどん読み進められる。
大人相手なら読み聞かせでも喜んでもらえると思います。短い話は2〜3ページで、長い話なら10ページ以上あったりしますが、基本はショートショート。
ひやり!とさせられたり、思いっきり笑ってしまったり。夢枕獏さんの「安倍清明」のストーリーは今昔物語を題材にしているものが多いな、と思いますね。芥川龍之介の「鼻」「羅生門」も今昔物語からのパロディですし、昔教科書で読んだ「虫めづる姫君」とかも。とにかくオチが良いです。農民、貴族、僧といろんな階層の人たちが出てきますし、妖怪、とんち、笑い話怖い話いろいろです。これなら充分育児の合間に読める!!
文庫本なのに2,3冊分の分厚さです。読み応えも充分。古典ビギナーでも読んでもらえる完全現代語訳です。古文はついていません。(古文の授業が始まった中学生にも良いと思います。現代語訳になっているので、古文の面白さをすぐに掴むことができるでしょう。)
阿刀田高さんが日本各地の伝説、昔話、民話めぐりをする「ものがたり風土記」については→こちら