現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
冬休みのある朝、突然お友だちから電話がかかってきました。
「突然で申し訳無いけど、今日うちで陶芸の先生に来ていただくの。陶芸してみない??」
即答で「わぁ!行く行く!!」二つ返事。
急にお邪魔することになり、私は急いでおやつを用意することに。
じ、時間がない~。焦る焦る。
結局焦って考える時間が無かった私は、一口パイを。それでもお邪魔するには物足りないので、家にあるものをあれこれ袋詰め。
早速、出張陶芸教室が始まります。
前にこのおうちでケーキを頂いたときに、すごーく素敵なお皿が出てきて。それがその先生の作品らしいと言うことは聞いていました。だからワクワクです。
今日は私ではなく、子ども達のみの体験だったとしても!!
お友だちのお子さんふたりとうちの子の合わせて4人。
先生は小さい子どもに教えたことがないと戸惑っていらっしゃいましたが、子ども達粘土遊びの延長でとても楽しそう。でも本格的な道具が一杯で、顔つきは真剣。
真剣というか、集中しているのね。
陶芸というより、キミがやっているのは完全に粘土遊びだよ・・・・。
と思いましたが、まぁ、土の感触を楽しんでいるということで、ヨシとしましょう。
レオは最初の1時間、ひたすら粘土遊び。いろんな道具に粘土を被せてみたり、詰めてみたり・・・。ありとあらゆる事をしていました。
しかし途中から急にやる気モード。
これは葉っぱを使ったお皿・・というか、箸置きというか、オブジェ作りです。
まず、粘土をおだんごにして、そのおだんごを綿棒でのばします。
そして、葉っぱの葉脈の筋がある面を粘土にのせて、形を針の先で切り出します。
上手く取り出せたよ~。
アンの方は動物の箸置きにチャレンジ。
この作り方も先生のご指導によるものです。
お皿作りにも挑戦しました。
3時間くらい粘土と向き合っていましたが、子ども達すごい集中力!!
全然飽きないのです。むしろまたやりたい~♪という感じ。
私が勤めていた幼稚園では入園すると全員に油粘土を用意して貰い、3年間いろんな粘土制作をしてきました。年少さんでは最初、ごっこ遊びの中で取りあげて、おだんご屋さんといって、おだんごを作ってみたり。お料理ごっこでながーくした粘土をざくざくしたり。
年長さんになると、共同製作でみんなの粘土を集めて大作を作ったり。
3学期になると修了製作と いって、今までの製作の展開をするのですが、2回持った年長児で私が提案したのが粘土遊びの展開としての「陶芸」。とってもやらせたかったけど、やはり予 算の関係でボツでした~。ああ、予算が恨めしい。当時同僚で陶芸を習っている先生が居たので、色々聞いてみてはいたけど。
自分が作った製作が焼き上がったらどんなに喜ぶだろうかと想像していました。今でも予算があったらな~。
いろんな粘土があります。
幼稚園では一番ポピュラーな油粘土。
周りはベタベタになるし、匂いもあるけど扱いやすいんですよね。
他にも小麦粉粘土、紙粘土、オーブン粘土、土粘土、ちょっと特殊だけどシュタイナーの蜜蝋粘土・・・・。
その中でも土粘土の感触は本能に訴えるような心地よさがあります。
とても満足感一杯の1日でした。
焼き上がりは後日。
私が子ども達にかかり切りになっている間に、お友だちはお茶用のクッキーを焼いていました。
おまけに帰りにさつまいもパイまで持たせてくれたのです。
すごーい!!私は人を呼んだらとてもそこまで余裕がないよー。
見習うべきお友だちが私の周囲にはいっぱいです。