おじいさんの古時計

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お蔵から父の許可をもらって連れ帰ったこちらの振り子時計。
PING PONGというメーカーのものらしいのですが、詳しいことはわかりません。
父の家の玄関にずっとかかっていた時計で、その古い家が取り壊されるまでずっとその場所にありました。
時計が一緒に処分されずに良かったのですが、それから10年以上ずっとしまわれっぱなしでした。それ以前ももう、ねじを巻く人もいなかったので止まった状態が長かったことでしょう。

お蔵ではほ、埃をですね・・・・、まとっていらっしゃったので、丁寧に拭ったり、掃除機を掛けたり、細部まで掃除しました。

本体は木製。彫刻刀で削ったかのような細工で模様が構成され、時計盤の前にあるガラスのカットは微妙に左右でカーブの具合が違うようなのです。
手仕事でカットしたんじゃないか・・という感じ。
時計を間近にみるとどうも手作り感があるんですよね。工業製品らしからぬ、って感じでしょうか。
文字盤さえ、手書きなんじゃないか・・って錯覚を起こす始末。
レタリング、素晴らしいな、なんて思ってしまうような。

簡単な手入れの後、ねじを巻き時計を合わせた後は狂いなく動き出しました。
時間ごとにぼーん、ぼーんとなり、それなりの大きな音なのですが耳に心地よく響き、家族からの苦情もありません。
正確に時を刻むことが不思議。時計振り子の音も聞こえるのですが気に障らない音なのです。夫などはクォーツの秒針の音が気になるようですのに。

少なくとも50年以上昔のものであるらしいこと以外、今のところわかっていることが少ないのですが、我が家のリビングで家族を見守ってくれることになりました。
子どものころ、ずっとこの時計を気にしていたのですが、まさか自分の家がこんな風にできて、こんな風に迎えることになるなんて当時は夢にも思いませんでした。

振り子時計の魅力、魔力。
ぼーん、ぼーん、と何時かを迎えた音を聞くたびに、はっ、と我に返ります。
ボーっとしている時間が減るかもしれない生活時計なのです。

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