現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
この本、書店で見かけたんです。
(今年の2月22日に初版になっていますが、この数字は大体、本当に売り出されて1ヶ月くらいたってからの数字が書き込まれるんですよ。~版っていう数字を稼ぐためって言われていますよね。どこの出版社でも使われている方法です。)
五味太郎さんの本。絵はあまり好みでないのだけれど、何冊も出されている、「らくがき」シリーズには、五味さんのこの絵の特徴が生かされている気がするのです。
そういったらご気分を悪くされるかしら?
なんというのか、感覚的にかかれているような愛嬌のあるラインで、イラストが作られている感じがするのです。
この本は表紙は五味さんのイラストですけど、中身は本の購入者のもの。与えられた人のものなんです。
わら半紙のような気安い紙で、「さぁ、絵を描いてご覧」って見開き毎に呼びかけてきます。五味さんのイラストが誘ってきます。
例えば秋なら、いろんな形の葉っぱに色付けして、自分も書いてみたり。
冬なら風ひきさんにマスクをかいてあげましょう~、とか。
「お題」と線だけの導入のきっかけが描かれているのです。
完成はあなたがするの。
いやいや、絵が描けないという意識がある子でも(いるんですよ。そういう子も。)思わず引っ張られてしまう。
絵が好きな子も、もっと表現したくなる。
それから私も自分が童心にかえって描きたくなる。
しっかり塗り込んだら私だけの本になる。
きっと宝物になります。
紙質はお話したとおりだけど、それだけに気安くとっつきやすいのです。まるでドリルをやり遂げるような達成感も持てそうです。
アンの4歳のお誕生日のプレゼントのひとつにしたいなと考えています。
このくらいの時期になってやっと、いろんなモノを描きわける力が育ってきたから。