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金子みすゞ記念館(山口県長門市)

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山口レジャーのお話しも残り僅か。
青海島の観光遊覧のあと、私たちが向かったのは、こちら!

金子みすゞ記念館

金子みすゞ記念館(金子みすず)
です。
この建物は、金子みすゞの実家のあとに、みすゞが二十歳まで過ごした書店「金子文英堂」を再現したものです。 さて、金子みすゞとはだ~れ?という方もいらっしゃるでしょうか。

鉄道が好きな方はこちら↓

みすゞ潮彩号

山陰観光列車 みすゞ潮彩
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/time_l/kankouressya/

運転区間:新下関駅~下関駅~長門市駅~仙崎駅
運転日:毎日運転(みすゞ潮彩1号・2号は土休日は快速列車として運行。)
※運休日は時刻表でご確認下さい。

仙崎まではぜひ、こちらで!!

金子みすゞ
本名は金子テル。山口県大津郡仙崎村(現・長門市仙崎)出身。
山口県立深川高等女学校卒業。

大正末期から昭和初期にかけて、512編もの詩を綴ったとされる。1923年(大正12年)9月に『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』の4誌に一斉に詩が掲載され、西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛された。

1926年(昭和元年)、義父の経営する書店の番頭と結婚し、娘を1人もうける。しかし夫は中央誌への詩の投稿を禁じたばかりでなく女遊びに明け暮れる。1930年(昭和5年)2月に正式な離婚が決まったが、同年3月10日、離婚合意への必須条件として娘の親権を強硬に要求する夫への抵抗心から26歳の若さで自死する。

代表作に、『わたしと小鳥とすずと』、『大漁』などがある。
(wikipediaより、一部編集しています。)

 

私が金子みすゞを知ったのは、主人の家族と山口出身の偉人や有名人という話をしたことがきっかけです。
私も中原中也は教科書で「月夜のボタン」でしたっけ。詩を読んだので覚えていました。

他に山口出身といわれても、西村知美さんぐらいしか思い浮かびません。あ、政治家は少々・・・・。
現在は小学校の教科書で金子みすゞの代表作の詩「わたしと小鳥とすずと」が使われているので、案外お子さんの方がよく知っていたりするんですよね。

みすゞ通り

(みすゞ通り)

以前、松たか子さんが主演で、「明るい方へ明るい方へ」というドラマが放映されましたが、これをみるとすごく切なかったのを覚えています。

実の弟がみすゞと実の姉弟と知らされず育って、交友を結び、みすゞに恋心を持つようになるのですが、この辺りから、みすゞの人生の歯車がずれてくるのです。
弟・上山正祐と引き離すための結婚が、悲劇的な方向へ展開していくのを実話だと思ってみていると心が痛くてなりませんでした。その後一人娘が生まれ、その娘を育てることを心の支えに過ごしてきたみすゞですが、夫の品行の問題などで、気が安まる時が無かったようです。

心優しき、柔らかな心を持つみすゞの詩は、壮大でとても狭い環境の中で過ごした人とは思えません。
素晴らしい詩がたくさんで、童謡詩人といわれるように、まるでファンタジーの世界に吸い込まれるような映像的な詩なのですが、物の真理を書いているしきらめきも感じます。
よんでいると素直な心になれるのです。彼女の詩が私は大好きです。

本当は詩をご紹介して、私なりの解釈や、私が感じる魅力をお話ししたい気持ちもあるんですが、この金子みすゞの詩は著作権の問題があり、ちょっと難しいのです。

普通、作者が亡くなられて50年立つと、その著作権は無くなるのですが、金子みすゞの詩は没後ずっと世間に発表されず、だいぶ経ってからまとめた方がいらっしゃるので、その方たちが2次著作権と主張されているのだそうです。私にはよく分かりませんが、ブログの記事というのは不特定多数の方がみるものなので、やはり著作権に触れるようなことはできません。

そんなわけで、金子みすゞの詩はお子さんの教科書でぜひ、チェックしてみて下さい。
詩集の方も、文庫でも出ておりますし、安価に手に入り読むことができます。

入門的に入るなら、この「金子みすゞ童謡集」が良いのではないかと思います。
取りあえずたくさん、詩が紹介されています。文庫なのでボリュームの割にお安いですし。

本も写真や絵がついた美しいものがたくさん出ています。ぜひ、一度手に取ってみて下さい。

取り立てて難しい言葉を使っているわけでもないのに、みすゞのこの表現力には目眩さえ感じそうです。

素晴らしい詩はたくさんあるんですが、館内では「わたしと小鳥と鈴と」の英訳、フランス語訳、中国語訳、韓国語訳があるのです。どこまで他の国の言葉でこの詩の美しさを伝えられているかは???です。

みすゞの詩は、リズムがまたとても美しく、つい口ずさんでしまうのですが、英語になるとやはりリズムは別物になっていました。他の言語についてはさ~っぱりわからないので、メモしてきましたが、アップも出来ず、ひとりにらめっこです。

さて、詩の世界に入り込みたく

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