乗り物

寝台列車「はやぶさ・富士」のB寝台

この記事は公開後1年以上経過しています。
現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

18:28横浜の寝台列車「はやぶさ・富士」に乗り込んだ私たちです。

はやぶさ・富士に乗る

 

(さて、我々の座席はどこでしょう~?)

レオは昼寝をし損ねて、眠い眠いといっていたのに、いざ乗り込むと目が冴えちゃったようで・・・。

はしごをあがるレオ

ああ~、こりゃ寝そうにありません・・・。

寝台列車の車内にはA寝台(ひとり用個室)、ソロ(B寝台のひとり用個室)、B寝台というタイプに分かれています。
今回私たちが選んだのはB寝台です。(一番安いタイプね。)

なぜ、B寝台を選んだのか~、理由は簡単。A寝台やソロは個室だからです。
個室だと、大人1名+子どもひとりでしか寝られません。いくらB寝台に比べて少しデラックスに出来ていたとしても、家族4人で向かい合わせでおしゃべりしたり、一緒に過ごせないのはつまらないなぁ、と思ったからです。
まぁ、でもB寝台は通路から丸見えですが、A寝台やソロは構造上覗くことが出来ないのがちょっと残念でしたけれどね。

車内に入ってしばらくすると、車掌さんが検札にみえて、「上を使う人がいないようだったら、荷物なども置いていいからね~。」と言って下さいました。
この後車内探検をした私ですが、2階部分にいる人っていませんでしたね・・・・。
もしかしたら大人の4人グループという方も2組くらい見かけたので、その方たちは寝る時は上に行かれた人もあったのかもしれませんが・・・。

主人曰く、2階を選ぶ人はまずいないのではないかということでした。

そういえば、私の中の寝台列車のイメージというのは「西村京太郎」さんの世界。
今回も寝台列車への乗車が決まって沸々と湧いてきたイメージが西村京太郎さんのミステリでした。
-な~んていうと、彼の作品を読み込んだように聞こえますが、私が読んでいるのはたぶん、5冊程度なのです。だけど、確かに寝台列車がストーリーの舞台になって、その中でも「私」が寝台列車の1階に、「ある乗客」が2階に、「私」はわざわざ2階の寝台を選ぶなんて不思議な乗客もいるもんだ・・・、なんてシーンがあったような記憶が・・・。
10年以上前の記憶ですので、これが西村京太郎さんの作品かどうかも怪しいのですが、調べてみると西村京太郎さん、やはり寝台列車が舞台の作品を書かれていたんです。

そして見つけました。
その記憶が西村京太郎さんの作品であったとしても、この本かどうかも本当に怪しいんです。調べましたら寝台列車といえば、西村京太郎さん!!といえるくらい、それはそれは寝台列車を舞台にたくさん作品を書かれているんです。

ただ漠然とイメージは西村京太郎さんの作品を脳裏に浮かべ、確かに私が作家だったら、この寝台列車を舞台にやはり何か書きたくなるなぁ、なんて思いながら夜を迎えました。

B寝台の2階

これはB寝台の2階です。
子ども達は2段ベッド状態にかなり興奮して、登ったり降りたりを繰り返しました。
2階はこの通りベッドガードもありませんので寝相の悪い方はとっても危険。子ども達も2階に寝かせたら間違いなく降ってくるのではないかと思います。

ちなみに左側に見えるライトは各ベッド毎に付いています、読書灯です。
21時過ぎにその日最後の車内放送があり、その後消灯になりますが、読書灯は使うことが出来ます。
車内放送が無くなった後の深夜も、各駅で止まったり、電車は走り続け、翌日の車内放送は6時からになります。

B寝台の下段

B寝台の下段です。
こんな感じで、ベッドの下からは引き出すと小さなベッドガードが出てきます。この向かい合わせの状態で座っておしゃべりをして、更に座席にシーツを掛けてベッドにしたりするのです。

壁に小さな茶色の四角が見えますか?
これはちょっとしたものを置く台として利用できます。

B寝台の設備

これはちょっと号車が違うんですが、同じB寝台。
私たちの使ったところと同じように、座席というかベッド毎にこのように、シーツと掛け布団、それから浴衣にハンガーが付いていました。B寝台の装備が分かっていただけるでしょうか。
スリッパも4つ備えてありますし、窓側にテーブル。その真ん中にある柱は両脇に持ち手があり、両サイドにひっぱるとはしごが出来る仕組みになっています。

B寝台のシーツや掛け布団、浴衣

上から浴衣。
シーツ。(敷き布団はなく、直接座席の上にシーツを掛けて寝るような豪快な仕組みになっています。)
掛け布団。(毛布にカバーを掛けた簡単なものです。)

寝具がこういった感じなので、エアコンでかなり車内の温度を調節しています。
車内はエアコンがガンガン効いていて、半袖では寒いような状態でした。私はともかく、子ども達は喉をやられるのではないかと心配になりましたが、寝る時に座席・・ベッドの周りのカーテンを引くと暖かくなり、エアコンのガンガンにやられることもなく、無事1泊を過ごすことができました。

B寝台の上段、荷物を置く場所

B寝台のある客車の寝台が無い側です。
画像に写りこんでいるのは2段目のベッドで、そのベッドから出し入れしやすい位置に、旅行かばん(キャリー)が2つ余裕で収まりました。たぶん、このサイズなら3つくらい入ります。

それから私の頭上にあるのは小さな鏡
各車のデッキに

-乗り物
-, , , , , , , , ,