ブルーアイランド氏の『子どものための音楽会』


今年は遠出できないアンの為に、ひとつコンサートに出掛けました。
青島広志さんのおしゃべりコンサート。夏休み「子どものための音楽会」

通称、ブルーアイランド氏、
プロフィールをご紹介しますと・・・
東京芸大と大学院修士課程を首席で修了。
ピアニスト、指揮者として活躍され、コンサートやイベントのプロデュースもたくさんされているそうです。
NHK「ゆかいなコンサート」の初代監督、現在もNHKで「みんなのコーラス」『高校音楽講座」にレギュラー出演。
テレビ朝日「題名のない音楽会」アドバイザー。日本テレビ「世界一受けたい授業」、テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」、TBSラジオ「こども電話相談室」にも出演。数々の著書があり、イラストも自分で手がけていらっしゃる本が何冊も出版されています。

東京芸術大学、都留文科大学講師。他・・・

休憩時間には精力的に出版されている本をピーアール。サインに応じていらっしゃいました。
そんな中でしきりに8/20、21に渋谷の旧渋谷公会堂で行われる¥1,000コンサートアピールもされていました。そのコンサート、小中学生は無料だそうで・・・。大人1人で子どもも一緒に楽しめるから、ぜひぜひ!!って。
子どもに音楽の楽しさを伝えたい!という思いがとても感じられました。

今回のコンサートも非常に印象的!!
コンサートとしてはびっくりなのですが、年齢制限がないんです。
赤ちゃんも幼稚園に入る前の小さなお子さんもいる客席です。大人だけのコンサートに比べるとちょっと話し声も聞こえるけれど、逆にノリも反応も素直。盛り上がるところは大いに盛り上がりました。

今回の演目は・・・


コンサート会場で配られましたパンフレットにありますが、

  • エルガー 行進曲「威風堂々」作品39より 第1番

イギリスの女王様の為に作られた曲です。
曲の前後に、青島さんが曲の説明や楽器のこと、それからオーケストラの神奈川フィルの方達の紹介など、おもしろおかしくお話ししてくれます。
実際にお聞きになるのが一番なのですが、ちょこっとだけメモを入れていきますね。

  • ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」より ”キエフの大門”

ムソルグスキーはこの曲を未完のまま亡くなったので、ラヴェルが完成させました。

  • アンダーソン プリンク・プレンク・プランク

弦楽器を弓を使わず、手で弾いているのが印象的。
この奏法をペチカットというそうです。

  • ハイドン 交響曲 第45番 嬰へ短調 Hob.I-45「告別」より 第4楽章

お金持ちのオーケストラに雇われていたハイドン。お休みをくれない雇い主にこの曲を通して「みんなが田舎に帰れる休暇を!」と訴えたらしいです。

青島さんの指揮はとてもパフォーマンス性が強く、オーケストラの演奏もそれに合わせた内容なので、子どもも飽きずに一緒にノッています。
これから観に行かれる方もいらっしゃるので、実際の演奏をお楽しみにねっ♪

  • リスト ラ・カンパネラ (「パガニーニによる超絶技巧練習曲」S141より 第3番

鐘という意味のこの曲。長富彩さんのピアノです。
長富彩さんは、東京音大附属高校ピアノ演奏家コースに特待生奨学金を得て入学されて、その後ハンガリー国立リスト音楽院へ留学。その後渡米。
今年はリストの生誕200年のため、リストの演奏で呼ばれることも多いようです。
リストはリストでないと弾けないような難しい曲・・・。指が6本あったという噂まで流れていたようです。
ピアニストとしては今も昔も彼を超える演奏家はいないと言われるリスト。
うなる指先、軽やかなメロディー。柔らかに長富さんが弾きこなしていらっしゃいました。

  • ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー

のだめカンタービレでお馴染みの曲。これもガーシュインがピアノ部分、グローゲがオーケストラ部分を作曲していたのですって!

  • ハチャトゥリアン 「ガイーヌ」より ”剣の舞”

早いっ!!早さを感じる・・・。クルド人が戦争に行く前の様子を曲にしました。

  • チャイコフスキー 「白鳥の湖」作品20より ”情景”

バレエのための音楽をいくつも書き下ろしたチャイコフスキー。白鳥の湖の中でも一番有名なこの曲。物語をスピード解説してくれました。オーボエとハープが主役です。

  • チャイコフスキー 「眠れる森の美女」作品66より ”ワルツ”

これもバレエで有名な曲です。もちろん、物語のスピード解説つき。
今回の曲は全てとても有名どころで殆ど全てアンにも聞き覚えがある曲です。アンは帰宅してから、このワルツを踊っていました。なんでも教室のお姉様方が踊っているのを覚えてしまったのだそうです。

  • チャイコフスキー 「くるみ割り人形」作品71より ”あし笛の踊り”

くるみ割り人形のお話しは主人公クララが、お菓子の国を訪問することになり、そこで観るいろんなお菓子の踊りの曲のひとつがこれです。
フルートの音色がメロディーを引っ張ります。

  • チャイコフスキー 「くるみ割り人形」作品71より ”金平糖の踊り”

同じく、あまりに有名なバレエ曲。
あの可愛らしい星の瞬きのような音はフランスのチェレスタという楽器で奏でられているのですね。こちら神奈川フィルにはこの4000万くらいするこの楽器があるのです。
珍しいこの楽器の本物の音を堪能あれ。

  • ラヴェル ボレロ

勇ましいボレロの曲。
楽器紹介を兼ねての演奏。いろんな楽器のソロ演奏その後、オーケストラ揃って和やかなメルディーから力強い演奏に変わり幕を閉じます。

  • ビゼー カルメン

いや、幕は閉じません。
演奏者が下がられるだけなんです。最後は明るく高揚した気分になる、カルメンの名曲を!楽しい気分のまま、演奏終了。
このまま帰るのは寂しい方もロビーで青島さんに会えます。(本を購入された方にサインされていました。)

パンフには作曲された国の国旗がついているのもよいです。
ロシアの曲が多いですね。
パンフにはオーケストラの説明も。
私なんて音楽に関してはド素人なので、楽器もよく分からないのです。同じ楽器でもソプラノサックスとか、いろいろ微妙に違ったりして・・。
これを眺めながら演奏を聴いていました。




神奈川フィルのマスコット。
ブルダルのストラップ。¥700。
ブルーダルメシアンだそうです。横浜に関係したキャラクターなのだそうです。由来をお話しして下さいましたが、聞き逃してしまいました。
ブルダルグッズを購入すると、神奈川フィルが延命するそうです。
青島さん風にご紹介すると。

日本という風土は目に見えないものに金銭的価値をみないところがあります。
芸術に対しては国のサポートが貧弱で、芸術家は芸術のみで生活していくことは困難。演奏家も、画家も、バレリーナなどもそれだけで食べていける方はごく僅かです。

神奈川フィルが演奏活動を続けていくためにも基金としてぜひ、ということだったので、神奈川県人として寄付のつもりで購入しました。
なかなか可愛いですね。

青島広志の楽器のおはなし-しくみから雑学まで-

青島 広志
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青島さんはたくさんの本を出していらっしゃます。
これまた娘がサインがどうしても欲しいというので、たくさん並んでいる本と大勢のお客さんの混雑の中から私が選び出した本・・・!

もちろん、サインを頂きました!!

これ素晴らしい選択だったと思うのです。
お値段はちょっとはるけど、CD付き。これをちょっと聞いてみましたら、音と楽器の紹介を兼ねた説明やら音楽のCDで、耳で楽器を覚えられそうです。
青島さんの語りが聞けます。

本の中はいろんな楽器の写真と説明。
オーケストラの楽器でだけでなく、古楽器、民族楽器、邦楽器の紹介と多岐にわたります。小学校高学年くらいのお子さんなら読みこなせるようなしくみ、雑学などもりだくさん。
びっくりしたことにイラストは青島さんご本人が描いていらっしゃるそうです。

今まで、子どもが音楽の演奏をじっと聴いていられるわけがないっ!
と思っていたので、青島さんのコンサート、ちらっと興味は持ってももうちょっとお金を足してバレエとかミュージカルのコンサートに行ってしまっていました。

でも楽器やオーケストラのことがとてもよく分かって、子どもにも音楽に詳しくない私のような大人にも大満足なコンサートでした。
来年もぜひ、行きたいです。

娘的にはバレエ曲の紹介もすごく嬉しかったみたいです。

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