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2011 今年のお節

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2011 お節

お節作り・・・。
止めようかと思っていたんですが、
アンが「私はお節食べたいな~。」なんて言うので、頑張ってしまいました。3日間も。
夫なんかは、「誰が食べたいなんて言ったの?」って感じで、歓迎してくれていないのですが、日本の大事な行事ですもの、子どもが食べたいと言えば、頑張るしかないですよね??というわけで3日間も掛けて作ったんですもの、ブログのネタにするしかありません。

(超長文ですので、必要なところだけ読んで下さいね。)

料理が苦手な私はしばらくは母と分担して作っていました。
が、だんだん、自力で作れるんじゃないかな?と思い出して。
子どもたちが小さいうちはそれでもあんまり手を掛けて作ることができなかったので、

2009年は こんなお節。
2010年は 頑張りました。
2011年は もっと頑張りました。な、お節。

リンク先は私のブログ記事で当時のお節の画像ですが、これをみると、お節なんて絶対に作れない、と思っていらっしゃる方も自信がつくんじゃないかなぁ。

料理は念を押すようですが好きじゃないし、上手じゃないんですよ。
でもある時料理が好きになりました。
私は工作が好きなんですが、工作だと思えば楽しい。
理科部だったこともあるので、実験だと思えば同じく楽しいんです。(軽くカミングアウト)

フラワーデザイナー(とっくにカミングアウト)で数年仕事をやっていた時もありましたが、真剣に仕事をしていたことが活かされて?お節にまで花を生けちゃいました。

日本の料理というのは、結構グリーンが入ってきます。うまく使うと格好良くなりますよね?
私はお正月用に花を生けたのですが、そこからちょこっと切り取って、よーく洗ってお節に添えました。
食用ではないし、食べ物に添えられるように用意されたものじゃないので、しっかり洗って使っています。

ではお節説明。
どんな意味が込められているかは、去年の記事に書いているので2010年のお節のところを参考にして頂いてここでは改めません。
実は突っ込みどころもあるのですが、気づいた方スルーして下さい。

(一の重)

 

一の重

数の子・・本来塩抜きして、味付けて~~って手順があるのですが、パルシステムで注文したものを解凍しただけです。

海老・・山口から航空便で届いた車海老を炒り煮にしました。

伊達巻き・・はんぺんと卵をフードプロセッサーでががが~~って感じで作ります。焼き加減がポイント。でも本当はお砂糖とだし汁を入れるのを忘れちゃったんです。伊達巻きは苦手意識があったので、焦っちゃったんですよね。材料のはんぺんに味がついているので、甘すぎない伊達巻きでしたが、夫にはこちらの方が好評でした。私も甘い伊達巻きより好きかも。

黒豆・・一晩水につけておき、圧力鍋で作ります。盛りつけるまで煮汁に浸けたままで管理するとしわになりません。黒豆はずーっと作り続けています。たくさん余ったら生クリームと合わせて頂いても美味しいです。

田作り・・しっかり炒って予め用意したたれを絡めます。すぐできちゃいますがこのたれの分量や絡めるタイミングを間違えると飴になってしまいます。手順自体は簡単ですのでカルシウムも取れるし、毎年作っています。

昆布巻き・・中身は低コストでツナを使っています。鮭を使って作るときもありました。

海老の道明寺揚げ・・これはパルシステムのブラックタイガーをちょっと華やかに道明寺粉を使って揚げました。これを揚げるついでに年越しそばのかき揚げも作って揚げました。

いくら・・これは買ってきたものを器に入れただけです。汁がでるので器に入れたくなります。ゆず釜にいれても美しいです。
 

(二の重)

 

二の重

鮭の南蛮漬け・・千両の陰に隠れて見えませんね・・・。やはりできたての方が美味しいし、色もきれいなのですが、肉物が私が苦手で作らないので、魚物を増やしました。南蛮漬けのタレには先日のニュウズのみかんの皮なども焼いて利用しました。(レシピにみかんの皮を使うってありましたので。)本当はワカサギで作りたかったけれど、近所では入手不可でした。食材が揃う都会が羨ましいと思うこともあります。

金柑・・売っている物が葉が付いていて華やかになりそうだし、丸ごと食べられるので入れてみました。

栗金団・・毎年作っています。が、今回初日に作ったら失敗しちゃったんです。なんだか色がキレイにでないので、翌日材料を買い直して作りました。その時には一番適していると言われている、金時芋を買いました。栗の甘露煮まではさすがに作っていません。買った物を金団に乗せただけです。手順は簡単ですが裏ごしが大変で毎年アシスタントを募集していますが候補がおりません。

紅白なます・・今年は普通のにんじんではなくて、金時にんじんを使って作ってみました。お節は濃い味付けのものが多いので、さっぱりとしたこのなますは箸休めになります。カロリーも低いですよ。わかりにくいけど糸昆布も入っています。

蒲鉾・・蒲鉾って高いので私はピンクの蒲鉾を1本だけ買いました。うさぎ、という形の切り方をしています。今年が卯年だからってわけでもなく、手軽だからです。去年はクジャク切りもしていますが、そちらはみごとなので良かったら見てみて下さい。

さわらの照り焼き・・去年ぶりで作ったのですが、ぶりの方が美味しかったな・・・。

菊花蕪・・冷蔵庫に蕪があったので作ってみました。細かく格子に切って甘酢に漬けます。ここまで切り込みが入っているので味がしっかりつきます。作った後ギュウギュウのタッパに入れていたので変な形に~~。
お節って作ってから冷蔵庫がいっぱいになってしまうので、それが困っちゃうんですよね。
 

(三の重)

 

三の重
 

煮しめ・・本来は1種ずつ材料ごとに煮含めるのですが、それをやっていると果てしなく大変な作業になります。だいたいどの材料もだし汁で煮て→砂糖を入れて→更に砂糖を入れて→醤油を入れて汁気がなくなるまで煮る、という感じだからです。
とにかくどうやっても時間が掛かるので、似た作り方をす
る物は一緒に煮ました。
にんじん(普通のにんじんと金時にんじんの2種)、絹さや、こんにゃく、椎茸、竹の子は単独で煮たのですが、
ごぼう&蓮根。里芋&くわいは2種類まとめて作ったおかげで時間が短縮。かなり負担が減りました。
絹さやは味付けがいらないので31日にゆでて、銀杏は実を買ってきてレンジでチン!して皮をむいて爪楊枝に指しました。本当は松葉でさすとカッコイイのですが、長い松葉が入手できなかったので、このような形にしました。

松風焼き・・羽子板の形に切ったのは毎年作る松風焼き。鶏挽肉で作ります。表面に芥子の実を付けて焼くのが本格的なのですが、白ごまで代用しています。

おまけ

ゆり根金団

ゆりね金団・・ゆりねを使って作ったデザートです。やはり裏ごしが大変でしたが、美味しくできました。真面目にレシピの分量通りで作ったのですが、甘すぎずさっぱりした味。紫っぽい色は赤ワイン(クリスマスで開けた赤ワインを少し取り置いていました。)で色を付けています。あんこじゃないんですよ~。ワイン味がして美味しいです。
ゆり根は100g¥200くらいするので、これだけゆり根で作ると高価な感じです。和菓子屋さんとしては中にあんこを入れたり工夫しないと、高く付いて売れないんだろうなぁ・・・。
でも美味しく作れたので、和菓子にも挑戦したくなりました。
見た目がきれいにみえませんかもしれませんが、本のできあがりもこんな感じなのでご容赦を。

おまけ

お雑煮

お雑煮・・関東風です。それこそ、昆布と鰹節でだしを取るところから始まって・・・。出汁くらい予め作っておけば良かった。餅は網で焼きました。車海老、鶏肉、椎茸、小松菜、花麩、にんじん、柚が入っています。

お節作り作業関連カレンダー(殆ど自分用の備忘録です。)

28日 材料買い出し、黒豆だけ水に浸けておく。次回作ることがあったらお節作りに使う出汁を作っておくと良い。
29日 黒豆、栗金団(ただし失敗して、翌日再度作り直した。)、田作り、菊花蕪、紅白なます、昆布巻き、松風焼き、鮭の南蛮漬け、煮しめやお雑煮用の花形にんじん
30日 伊達巻き、煮しめ(絹さやは31日)、数の子解凍、ゆり根金団、栗金団(今度は成功!)
31日 いくらと年越し用の飲み物調達。鰆の照り焼き、海老の道明寺揚げ、海老の炒り煮、絹さや。お雑煮用の小松菜をゆでておく。銀杏。
その他、年越し用の食事・・かき揚げ(干しエビ、ごぼう、タマネギ)、そばを茹でる。ふぐタタキとタイラギ刺身を切る。海老の塩焼き。
1日 お節詰め。お雑煮。5時半起き。

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