現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
長野県諏訪地方の諏訪大社のお祭り、御柱祭に出掛けて来ました。
御柱祭がなんたるかを知るためには、少し諏訪大社の話をしなくてはなりません。
諏訪大社の発祥たるや、日本書紀の頃・・、神話の時代に遡ります。(この諏訪大明神は甲斐の武田信玄が信仰したことでも有名ですよね。)
簡単にいうと、出雲系の諏訪地方に逃げてきた神さまと、もともと土着の神さまの信仰がまとまって『諏訪大明神』として祀られているという解釈なのでしょうか。
(諏訪の方や詳しい方。もしご覧になられましたら、フォロー頂けると感激しちゃいます。)
そして諏訪大社には4つのお宮があります。上社の本宮、前宮。下社の春宮、秋宮。それぞれ社殿の四隅に『御柱』と言われる柱があり、これが御柱祭の主役です。
この諏訪大社の神事は御柱に限らず、かなりインパクトがあるものが多いです。
今回はもっとも有名な神事の御柱祭の記事の前に、諏訪大社の他の神事についてお話ししたいと思います。
私は直接観たことがないので、参考URLもリンクさせて頂いています。リンク先には写真などがありますので、ぜひご覧下さいね。
例えば・・、
蛙狩神事(上社本宮)・・・元旦の朝。冬眠している蛙を2匹、掘り起こして矢で串刺しにして三宝でお供えします。つまり生け贄・・・。蛙を見つけてくるのは氏子さんの役割です。こういった神事でも活躍した方でないと、御柱祭で大木の上にまたがるような資格は頂けないのかもしれませんね。
(参考URL http://www.omiyasan.com/specially/post-126.php)
御頭祭(上社)・・4月15日行われます。鹿、猪、うさぎ、キジなどの生け贄を捧げます。鹿は75頭捧げることになっていますが、現在はそれだけの頭数は揃えていないのではないかと思われます。御頭・・おんとう、というように、動物たちの頭が並べられます。(キジなど小さな動物はそのままです。)
(参考URL http://genjin.cool.ne.jp/sinji/ontou.htm)
古くは
”白い兎が松の棒で串刺しにされたものや鹿や猪の焼き皮と海草が串に刺さって飾られていたり、鹿の「脳和え」「生鹿」「生兎」「切兎」「兎煎る」 鹿の五臓などが供され、中世になると鹿の体全体が供され~”
と記述されています。
父は以前、この守矢資料館で生け贄にされた動物たちを観てきたそうで、私もその写真を見せて貰いました。でもこんなにたくさんの生け贄が必要なのでしょう。諏訪大明神は生け贄が必要な神さまなのですね。
ご興味のある方は↓お出かけ下さいね。
神長官守矢資料館
http://www.city.chino.lg.jp/kbn/07190000/07190000.html
長野県茅野市宮川389-1
電話番号 0266-73-7567
フロアで観られる動物は一部で、実際はもっと多くの動物たちが保管 されているらしいです。
話を戻しまして・・諏訪大社の神事の続きです。
御舟祭(下社)・・8月1日。神体を船にのせて、春宮から秋宮に運びます。
(参考URL http://www.omiyasan.com/specially/post-155.php)
御射山祭(上 社)・・狩猟神事。
(参考URL http://www.tohyamago.com/event/misayama/index.html)
というところがよく知られている神事になっています。
もっとも有名な御柱祭は後日また記事にします!!