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我が家のテレビの悲劇

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先日オークションで購入した我が家のテレビに悲劇が起こりました。台車で搬入したのですが、「主人」がテレビを玄関目前で落として(転がして・・という方が的確かもしれない。)しまったのです。テレビの重心は確かに前のめりであったけど、そんなとこで落とさないでよぉ。
家に帰って動作確認。
テレビは映りました。・・あれ?でも画面の上の端がなんだか色がおかしい。紫色っぽく映るのです。画面が黄緑色だったりすると、その色は更に目立ちます。
「落としたせいかなぁ・・」
とつぶやくパパ。
「磁気の影響を受けていた可能性もあるかなぁ?」
念の為、オークションの入手先である販売者に、画面の変色があったかどうか聞いてみました。

スピーカーをテレビの斜め上に置いていたけれど、使っている間にそのような症状はなかったとのこと。「スピーカーが原因かなぁ?それなら磁気が原因だから、方法があるかも。」
そういってしばらくしてテレビのあるリビングから主人の声が聞こえてきました。
「お〜い!ほとんど直ったよ〜。」
見に行ったところ、確かにわからない。「どうやったかわかる?」
「もう一度ぶつけたとか?」
「まさか!」
といって主人が見せたのは磁石。おかしい部分の近く(テレビの上部)に磁石を当てると確かに紫になっていた部分がほとんど気にならなくなりました。
だけどやっぱり主人は自分のせいと気にしているようです。古いテレビを回収業者(90年以降のテレビの場合、映らなくても無料で引き取ってくれる業者がありました。)に引き取ってもらった際に、修理を頼めないか聞いてみました。
「これは無理だね。直したらテレビ買えちゃうよ。」
買えちゃうというのは、私たちはオークションでかなり安くテレビを入手したからですけれど。直すのには結構かかってしまうから無駄になるということだそうです。やはり原因は落としたことにあるとのこと。
「だんだん、(変色部分が)大きくなっていくよ。」
とも教えてくれました。あ〜あ。
とりあえず、テレビの上部に磁石を置くことで変色はかなり気にならない状態ですが、電源を入れ直す度に磁石を置き直さないといけないそうで、ちょっと面倒です。
凝り性の主人は「磁石をこのまま置くのもなー。」
といって大きめのミニカーの底に磁石を固定して、テレビの上にミニカーを飾っているかのように見せています。
さてこのテレビ、どのくらいもつのでしょうか。
どうして磁器で改善されるかは、また主人に解説して貰おうかと思います。理解しましたらブログを更新しますね。
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最初は前のオーナーがスピーカーをTVの近くに置いていたということで、その影響かなぁと楽観的に思って手製の消磁器で磁器を試みましたが、結局直らず。色ムラの原因は落下によりブラウン管の中にあるシャドウマスクが変形したことによるものと判断しました。シャドウマスクが変形すると電子銃から飛んできた電子が正しく蛍光体に届かないので3原色で構成される色がちゃんと再現されないのです。そこで、ブラウン管の側面(筐体の上面)に磁石を近づけて電子の飛ぶ方向を修正(電子は磁力で進行方向が変わります)してやることで、運良く正しい色が出せました。でもよく見ると画面がちょっと暗くなっている部分があったりして、せっかく高画質のTVを仕入れたのに残念でなりません...。あと、電源入れる時にTV自体の消磁機能が働くので、そのときは磁石を離しておかないとちゃんとした色にならないのでとっても面倒...orz。(ケンケン補足)

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