現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
山口で一番大きな都市だと思われる下関市。
萩市と並んで全国的に名の知られた場所です。
というのは、平家物語の舞台になった場所だから。
佐々木小次郎と宮本武蔵の戦いの場所「巌流島」があるから。
ふぐの水揚げ量、日本一だから。
いろいろな歴史的舞台になった下関市。今回の記事では水族館をご紹介します~!
4階建てのかなり大きな水族館です。
敷地面積は約13900平方メートル。
展示水族は約500種、2万点になります。
まずこちらの自慢は本州の最西という立地を生かした三方の海を再現した水槽の展示。
への字型の水槽の
左:瀬戸内海
中央:関門海峡
右:日本海
の生物たちの水槽です。
ふと顔をあげると水槽の上というか背後に見えるのが関門海峡の海と橋。
こちら大目玉のひとつだと思うのですが、私たちがついたとき、大型バスが何台も到着。団体様で激混み。しばらく様子を見ようと見送っていても次々現れ、ゆっくり観ることができなかったんです。
そこでこちらでの写真は以下の日本海のウミガメさんくらいです。
次のこちらも私にとっては大目玉の水槽展示。
チューブ型水槽・・・つまりトンネルのようになっています。実は床下も水槽です。
こちらは鰯の群れが観られるんです。
今はいろんなところで鰯の展示をしていますが、こちらが出来た当時(約6年前)はまだ珍しかったはずです。実は私はこちらの海響館は3~4回目の来館なんですが、初めて観たときは感激しました。
首都圏内の水族館を端から回っているような私でしたが、首都圏の水族館にはまだ鰯の群れをみせる展示は私が知っている限りなかったんです。(今は新江ノ島水族館などでも観られます。過去記事→こちら!)
鰯という字が示すように、鰯というのはとても弱い魚でちょっと触るとすぐ鱗がはげてきらきら舞うんです。きれいなんですけど、水族館で扱うのは困難だったんですよ。それを展示できるようになったというのは本当にすごいことです。
実際展示が大変と言うことより、銀色に輝く鰯はとてもきれいです。
海響館は大きな水槽が多く、ダイナミックな展示が多いんです。
前述の日本海の水槽です。裏側から見た感じです。この目の黒い魚はメバルです。
そうそう、今回のお出掛けは主人の母と、祖母と一緒です。
主人の祖母は97歳。
杖があれば歩けるけれど、足が悪いので今回はこちらで車いすをお借りしました。
水族館には段差が全くないわけではありませんが、回避してスロープを利用すれば、くまなく展示をみることが出来ます。
混雑していてペースが異なり、私たち+子どもの方が遙かに観るのに時間がかかってしまいました。
水族館は涼しい!!
97歳のおばあちゃまも1歳児のレオも楽しむことが出来る場所なんです。
真夏や真冬は水族館、いいですよね!
本当に大きな水槽が多いです。
珊瑚礁の生き物たちの展示も大きい水槽、小さい水槽織り交ぜてあります。
いろんな魚を観ることが出来ますし、展示についての説明も工夫されています。
では第3の目玉。
それは下関という場所だからともいえる、ふぐコレクション!!
約100種類のふぐの仲間に会うことができます。
こちらは最高級の種類のトラフグです。
おいしそうですね~~~!
でもトラフグのシーズンは冬。
食べたくなったら是非、唐戸市場へ。水族館からも近いですよ~。
こちらは成長しても2センチ程度にしかならない世界最小のフグ。確か淡水魚だったと思います。
マンボウというのは水槽のガラスに身体をぶつけちゃうので、ガラスの内側に透明なシートを貼って保護しています。もしかしてマンボウってお馬鹿さん??
この透明シートも昔はもっと透明度が低かったんですが、最近のはすごいですね!
たぶん、イトマキヒトデを触っています。
潮だまりを再現しています。結構リアルです。
お魚もいました。とても掴めそうにないけれど・・・。
レオ、ここの水、舐めていました・・・、やめてぇ!!
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ショーもみられます。
海響館のオリジナル芸だとトレーナーの方が言っていましたがイルカとアシカの同時ジャンプ!!
こちらのイルカちゃん達もソツがないです。芸達者!!
でもショーが始まるまでレーザーでみせる映像が長すぎる気が~。みていない方はなんのことかよく分からないと思いますが、前振りが長いんです。なぜ?
(白カレイ?ヒラメ?)
わ!死んでる!!!
と、騒ぎました。
目の位置がよく分からない~。原則は左ヒラメ、右カレイですけど、例外もありますし。
ふと、隣の水槽を見ましたら、今度はナマコが白い。
上のヒラメ?カレイ?は死んでいたのではありませんでした。
びっくり!!
こういう色の変種の紹介は他にもありました。
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(一般的なミゾレフグ) | (黄色いミゾレフグ) |
比べてみましょう~。
そういえば、前半の展示ではイサキの中に黄色いイサキがいました~。
面白いです。
イベントコーナー。今回はお寿司屋さんの生き物。
これで外敵から身を守れるのでしょうか。
貝ごとながら心配になります。
身体がはみだしまくっています。
それにしてもちょっと気持ち悪いかも。
いろんなお寿司を作ったつもりになりました。
こんな写真コーナーがあります。
コスプレして自由に写真を撮ることができます。プロの方も撮影してくれて¥1000で購入もできます。手持ちのカメラでもオッケーです。
でもなぜ私だけタコなの???
たぶん、展示が違っても何かしら撮影コーナーはあると思われます。
(ピノキオはくじらに飲み込まれちゃうシーンがあるんですね。)
なんだかジャングルジムなど遊具で遊ぶ感覚でぶらさがれちゃいそうな大きさです。こういう遊具があったら面白いかも。
ですが、こちら日本で唯一こちらの水族館だけで展示されています。大目玉!!
1階を出ると外はすぐ海!!
背景は関門海峡と左には唐戸市場が見えます。
こちらで
巌流焼を食べました。
海響館内のおみやげ屋さんで買うことができます。
こちらはどら焼きです。山口で昔からある和菓子だそうで、中身は白インゲンの餡です。小豆もものもあるそうですが、白インゲンのものが昔からある本来のものだそうです。
味と食感は作り方の差かもしれませんが、小豆よりさっぱりした感じでした。
この名前の由来はもちろん、巌流島からきたものでしょう。宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦の舞台にも、船で約10分ほどで渡ることが出来ます。夏休みの間などは巌流島に渡るとトレジャーハンティングのイベントがあったり、決戦の再現を毎日していたりと毎年賑やかなようです。私はまだ行ってみたことがありません。お天気が良い日、そのうち出掛けたいと思いつつ、いつも時間がなくてまだ叶いません。
それから水族館巡りで疲れたら、館内の1階レストラン&カフェ「デルフィーノ」での一休みも良いかと。
こちらイルカの水槽を眺めながら一息つけるんです。
今回は時間がなくてこちらも寄ることができなかったけど、涼みながらお茶、疲れもとれそうです。
しものせき市立水族館 海響館
http://www.kaikyokan.com/
下関市あるかぽーと6-1
電話番号 0832-28-1100
営業時間 9:30~17:30
年中無休
入館料大人¥1800 小人¥900 幼児¥400(3歳以上)
そのほか団体料金、障害者割引あり
アクセスJR下関駅よりバス7分
JR新下関駅よりバス30分
中国自動車道下関I.Cより車で15分
門司港桟橋より船で5分
駐車場あり 有料コインパーキング(時間制。1日最大¥800)