韓国旅行

釜山近代歴史館

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プサン 近代歴史館

(写真の女性はツアーのガイドさんです。)

私たち、釜山の観光コースを選んだハズなのですが、観光なんだかショッピングなんだか、分からない状態でした。が、釜山近代歴史館というところへ立ち寄ることになりました。
市場からずっとここまではさほどの距離ではなく、徒歩で移動です。

歴史館・・って名前でちょっと不安がありました。
釜山タワーのところで李舜臣の像を観たことが頭をよぎったんですよね。
もしかしたら、あまり愉快じゃない話題が出てくるかもしれないとい・・・。朧気にそう思っていました。

ガイドさんは館内のスタッフの説明が終わる頃に戻ってくるといって、あの靴屋さんへ舞い戻っていたそうです。
私たちは日本語が分かるという館内スタッフの案内で、まず映画(日本語の音声)を観ました。
内容は釜山の歴史。釜山を侵略した日本の話がたっくさん出てきます。日本が植民地にした歴史を紹介するのに重きを置いた施設だと言うことですから、日本人の私には肩身が狭かったですよ。

映画の後、施設の「日本語ができる」という方が説明して下さいましたが、当時の日本を振り返って憤りを感じているが、今の日本や特定の日本人を恨んでいると言うことではないとアピールされていました。
この方は日本名をつけられて、日本人の教師が担任をしていたそうで、その先生とも長いこと交流をされていたようです。そして身内では日本人と結婚された方がいるそうなので、言葉は分かりにくかったのですが、両国が仲良くできることを望んでいるようでした。

館内の展示物の殆どの説明には韓国語と英語表記しかなく、時々短い文で日本語の説明がありました。
英語力があれば、しっかり色々読んで帰ったのですが、私には無理で。
展示物が面白く感じないわけです。だって何を扱っているのかわからないんですもの。
子どもはもっとワケがわからなかったと思いますが、

展示

昔のこの辺りを再現した街のセットがあって、
 

展示

これがスモールサイズで楽しかったようです。いづれも日本人がいかに多く生活していたかを感じさせます。
 

展示

路面電車まであるんです。
 

模型

レトロな雰囲気を堪能している子ども達でした。
 

龍尾

(龍尾がある頃の釜山。ピンボケでごめんなさい。)
 

日本がどんなことをしたかって。
言葉を取りあげた。
名前を取りあげ、日本名を使わせた。
龍頭山に対し、龍尾にある部分を壊してしまった。

まぁ、いろいろあります。この件は明らかに日本が悪いと思いますね。だけど、日韓の関係については色々思うところ大ありです。

歴史を知ることはもちろん大切だけど、
この資料館を訪れる韓国の若い人はどう思うんだろう??ただ、日本や日本人は憎いと思うだけなんじゃないかな、と映画を観て思いました。侵略されたと考える国にしてみたらそういう展示しか作れないのかもしれませんが、そこには友好的な未来を感じさせる展示はまるでありませんでした。

韓国は本当に友好的な未来を望んでいるのでしょうか。

うーむ。子連れ日帰り旅行で来るところじゃないような・・・・。確か、この釜山近代歴史館は定休日があって、お休みだった場合は私たちのツアー会社では釜山国際映画祭の会場に行くことになっているそうです。そちらは石畳にいろんな有名人の手形があるそうです。

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