現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
我が家にはアン用に買ったお雛さまはありません。
私のお雛さまが父の家にはあるし、それをアンに譲ればいいと合理的に考えたつもりでした。
私のお雛さまもこれまた私の初節句に買って貰ったものではなく、小学校3年生の時に買って貰ったものです。
それまでは毎年自分で工夫して作ったお雛さまを飾っていたのですが、立派なひな壇を飾っているお友だちが羨ましくて羨ましくて、何かにつけてはお雛さまが欲しいと書いたり、言っていた気がします。
私の母は4人姉妹の次女で、実家からはお雛さまを持って来られなかったし、母方の家からお雛さまを贈ると言いますが、母が大学生の時に母の母、つまり私の祖母は亡くなっているので、そんな気遣いをする人もいなかったといいます。
そ うは言っても、跡をついだ伯母が○○家の跡取りになる私の弟には、立派な鯉のぼりを贈ってくれました。
そんないきさつがありますが、私の お雛さまは家の大きさに合わせて3段飾り。両親が揃えてくれたものです。
お顔立ちが上品でなかなか気に入っています。
小さな家でも出せる・・・と思った3段飾りでしたが、やはり結構な場所をとりますので、北杜市の父の家で飾るようにしていました。が、今年は寒い時期は父は母の家におりま すし、私たちも冬の間北杜市に遊びに行くこともなくなってしまい、私の段飾りは出せない状態なのです。
今1年生になるアンには私の段飾り はもうアンのものだと伝えていますが、やはりひな人形を飾る時期になると家にないのは寂しそうなのです。遊びに行くと1段だったり、3段だったりしますが みんな立派なひな壇飾りを飾っています。
持ってくれば良かったんだけどね・・・・。
今の我が家は飾るスペースもないので・・・・。
小さな可愛らしいお雛さまはないかなぁ・・・。
ちょっと心がほっとなごむような、優しい気持ちになれるお雛さまは・・・。
そう思っているときに伊勢丹で展示をしている途中のお雛さまコーナーで見つけた陶人形のうさぎのお雛さま。
観ているだけで癒さ れる優しいお顔のお雛さま。
絶対アンが気に入るだろうな・・・、
でもその時は決断できなくて、後日また訪れたときに夫やアンに見せました。
事情を話すと夫も「いいんじゃない?」と言ってくれました。
アンもすごく気に入って・・・。
同じ作家さんのうさぎの お雛さまはいくつかあったのですが、アンと私が一番気に入ったのがこちら。
決め手は表情でした。
家に持ち帰って包みを解いたとこ ろ・・・・。
あれれ・・・・。
作家さんの名前がない・・・・。
店頭では作家さんのお名前があったと思ったのだけど・・・・。
どんな方が作ったのか知りたいな・・・、
気になって仕方がなかったので、伊勢丹の売り場に電話して尋ねてみました。
すぐ簡単なプロフィールをお送りします。
と言って下さって、(注・だだをこねたんじゃないですよ~。)
届きました。
梶谷佳加(かじたによしか)
1970 奈良県生まれ
1988 京都芸術短期大学造形芸術学科陶芸コース入学
1992 同大学道学科同コース専攻科修了
1997 滋賀県大津市山中町に独立入選歴(1989~) 中日国際ビエンナーレ 京展 関西 展 奈良県展 天展 美濃国際陶磁展 長三賞展
デパート離れが進んでいると言うけれど・・・、こういったきめ細かいサービスにはくらっ、と来ますね。
伊勢丹の食器売り場の方、ありがとうございます。
ホームページをみたら、ほっとするような優しい表情の陶人形がたくさんあって、みているだけで和みました。
心を込めて作っているのが伝わってくるような温かさ。
既製品にはないほっこり感です。
このお雛さまも眺めているとひとりでいる日中もちっとも寂しくなくて、なんだか家の中がぽかぽかするんです。
ひな祭りシーズン限定なんてちょっともったいないかな。
大事にします。
今ダイニング テーブルの真ん中でにっこりしている小さなお雛さま。
我が家へようこそ。
アンの成長をこれから私と一緒に見守っていて下さい。