現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
山口県の観光名所のひとつである、鍾乳洞。
有名なのは秋芳洞(しゅうほうどう)ですが、あまりに有名ですから山口に人を案内する度に行っております・・・。(記事にはしていませんが。)
ですから今回は秋芳洞に次ぐ有名な鍾乳洞を2つ、巡ってきました。
そのひとつが天然記念物大正洞。
大正時代に見つかった鍾乳洞です。
鍾乳洞とは・・・、wikipediaより
石灰洞(せっかいどう)とも呼ばれ、石灰岩が雨水、地下水などの侵食でできた洞窟である。石灰岩地帯に存在する。「鐘乳洞」と書くのは誤り。
(成因)
海底でサンゴなどが堆積することによってできた石灰岩が地殻変動によって地上に隆起した場合、雨水や地下水によって侵食を受ける。但し一般の岩石とは異なり、石灰岩の主成分である炭酸カルシウムは酸性の液によって溶ける。つまり、二酸化炭素が溶解した地表の水にはよく溶けるので、通常の岩石より激しく浸食され、その内部に多くの空洞を生じるようになる。結果として、表面には溶けた石灰岩の残りが突出し、内部には空洞を生じ、あちこちでその空洞に通じる縦穴が生じるという、特異な地形となり、これをカルスト地形と呼ぶ。鍾乳洞はカルスト地形の地下に生じる構造である。
入場料を払うと、マグシーバーというイヤホン型の音声ガイドを借りることが出来ます。
レオは3歳なので入場料はかかりませんでしたが、レオの分も借りられました。
マグシーバーを首から提げて、イヤホンを装着すると、場面ごとに鍾乳洞の説明音声を聞くことができます。
大正洞の案内図。
5層に及び、洞内はアップダウンがある構造になっています。
順路がありますので、迷子になることはありません。
入口をすぎて洞内に入れるまで5分程度歩きます。
周辺は手つかずの自然と行った感じ。和製ジャングルです。洞窟が近付いていてくるとひんやりした白い空気が立ちこめてくるので、ドキッ、とします。
結構歩きますね。
この日は夏の気温でしたが、私たちは羽織物を来ています。
これは、洞内は一年を通して温度が13~17℃と一定で寒いからなのです。夏に訪れる方は羽織るものをお持ちになって下さいね。冬場は逆に温かく感じます。
いよいよ、本当の洞内への入口。
洞入口の入ってすぐ傍にある、「牛かくし」というのは、その昔、戦乱や内乱時に牛を奪われることを怖れて、里人が牛を隠したと伝えられることから付けられた名前です。
写真がなくてごめんなさいね。
足元はコンクリで固めてあるけど。ゴツゴツしているので、洞内では子ども達が転ばないかばかりが気になりました。
レオは洞内に入ってしばらくは少し怖がっていましたが、アンはへーちゃら!です。そんな様子を見ているうちにレオも段々強気になってきました。
細いところを通ったり、広いところを通ったり・・・・。
洞内の詳しい説明は省きますよ。だって行ったときのお楽しみにとっておきたいじゃないですか。
洞内の池?湖?
雨が多いときなどは洞内にも水がたくさん入ってきます。
多いときには壁面の縞模様になっているところまで水位があがるんだそうです。
ここには洞内生物いるんですよ。
シコクヨコエビというのがいるらしい。
暗い洞窟の中で棲息しているため、目は退化している海老なのです。
最初に四国でみつかったからこの名前がついているそうです。
他に生き物は?
と思われるでしょう?
洞内には少し天井が高いようなところにコウモリがたくさん棲んでいます。
私たちもたくさん見つけました。
コウモリの出す超音波も確認できますよ。
マグシーバーでは子どものコウモリが親を呼ぶ鳴き声も聞くことができます。
アンが首から提げているのがマグシーバー。
洞内には蛍光灯の照明があります。
そのため、見つかった当時とは変わって、苔などが生えているところがあるんですよ。
レオより小さい子連れだと、ちょっと足元が危ないかな~。
そしてまた帰り道を歩きます。
鍾乳洞がその昔、何に使われたかを想像しながら・・・・。
大正洞