現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
(昆虫美術館の館内)
小淵沢のインターチェンジ近くの花パークフィオーレ小淵沢を訪れたことは先日記事にしましたが、こちらを訪れた第一の目的は園内にある、こぶちざわ昆虫美術館に寄りたかったから。
こちら目当てのビジターも多いという噂なのです。
2014年4月29日 『新番組・Gメン99』で塚田さんが紹介されて、記事を一部更新しました。
塚田さんの昆虫コレクションは40億もかけて集められており、その資産価値は50億になるということでした。ではその元資金は?
物理がご専門で、その特許で稼がれているそうです。
塚田さんのコレクションの一部が、こちらの昆虫美術館で見ることができます。
世界的に有名な昆虫コレクターの館長・塚田悦造氏が約30年かけて集めてきたコレクション10,000ケースの中から蝶を中心に600~700ケースを常設しています。
子どもの頃から、虫に抵抗が無かった私に比べ、私の二人の子ども達は身近に虫を感じる体験が少ないこともあって、興味が希薄な気がしていたんです。
アンやレオはカブトムシや蝶は抵抗がないようなのですが、その他の虫たちはあまり好きではない様子。この昆虫美術館を訪ねることで昆虫の世界の魅力を何か感じて欲しい、そんな思いからふたりを連れて行きました。
正面に見える水色のモザイクの壁、美しいでしょー。
こちらは・・・・、
近付くと、まぶしいっ!!
これ、空飛ぶ宝石、ブルーモルフォ蝶(正式名:メネラウスモルフォ)です。
これ、すごい数ですよね。こんなに・・・と思われる方もいらっしゃると思うので、こちらにあった説明書きを一部ご紹介したいと思います。
・・・大アマゾン河の中流に生息していて、広大な森の緑や少し開けたところを活発に飛翔しています。青い色に反応するので、現地の子ども達は青い布切れを左手に振って、ポリ袋で作った捕虫網(袋)を右手に木陰にたたずんでいます。
・・(中略)こんな素晴らしい虫たちの棲んでいる森も、焼畑のために乾期になると火を付けて焼かれてしまいます。風向きに寄っては四国位の面積が焼失するのです。
ここに飾った蝶は、森が焼かれる前に獲らせて貰ったものです。たった一度のチャンスでした。森に火を付けないで下さいと言ったことが、よほど気に入らなかったのでしょう。お前には二度と獲らせてやらない、とひどく叱られてしまいました。
圧巻です!!
なんと108ケースもあるんですって!!
もう、美しさにため息がでます。
青い空を自分のものにしている蝶。
どうしてアマゾンにはこんな蝶がいるのでしょう??
このような美しい蝶をはじめ、擬態するおもしろ虫や、カッコイイカブトムシなど、いろんな展示がありました。
その一部をご紹介しますね。
トリバネアゲハの仲間です。大きいでしょう??
10センチ以上ある、しかもこんなに美しい蝶達。飛んでいるのをみたら、それは感動するでしょうね・・・・。
標本には種類、捕獲した国、♂♀の区別などが併記されています。(無いものもあります。)
標本ケースの上段、中央をアップで撮影しました。
同じオオルリアゲハでも、個体差がありますよね。
数字のある羽を持つ蝶です。
アン、ウケていましたよー。
これは日本ではかなり美しいとされる、国蝶オオムラサキ。
私も以前、北杜市の父の家で見かけました。>>こちら
生きている状態を撮影していますので、色がより鮮やかです。
そして、北杜市長坂は昔から「オオムラサキの里」と呼ばれていました。長坂にはオオムラサキセンターという施設があります。
こんなジオラマ展示もありました。
高原の花畑に現れる蝶たち・・・。蝶だけが本物です。
子ども達もまじまじと美しい蝶に魅入っていました。
何に見えますか?
子ども達は「タコ」に見えると言っていましたー!!
「フクロウ」に見えるって事なんですけど、私もタコが向き合っているように見えてきましたー!
シジミ蝶とセセリの仲間。
シジミ蝶って小さいだけあってよく羽ばたき、じーっと観察したいのに、しっかり観ることが難しいですよね。
思わず、じ~~~っくり眺めてきました。
ちょっと見にくいんですが、世界の切手と蝶。
実は私小学校1年生の頃からなんとな~く切手コレクターでした。
今はいい加減適当になっていますが、ここにある蝶の切手、外国のものがほとんどですが、かなりの数持っています。
私の切手収集は70歳離れた祖父のコレクションを譲って貰ったことがきっかけでした。
それから父が時々、お土産に美しい切手をお土産やご褒美に買ってくれたのです。
私は絵画も好きなのですが、切手は小さな絵画。家で楽しめるプチ美術館だと思って愛しています。
子ども達には「ママも持っているよ~!帰ったら見せるね~。」なんて言ったのに、まだ見せていないことに気付きました。
カナブンの仲間。
蝶だけでなく、カブトムシやクワガタ、カナブンやカミキリムシなどの展示もたくさんあります。
こちらも世界のカナブン。といっても、アジアですけど、日本のカナブンとは大きさがまるで違うんです。まるでサイズはカブトムシ級。いえ、それより大きいかも・・・。
コノハムシ。
これも標本だと思いますが・・・、(乾燥剤も入ってたし・・・。)コノハムシの展示されたジオラマです。
これもジオラマ展示。
タランチュラVS狩人バチ。
99%狩人バチが勝つんですって。
主にキレイな展示をご紹介しましたが、クモとかサソリ(昆虫ではありませんが、節足動物で近い存在と言うことで扱っているそうです。)の展示もあるんですよー。
カブトムシやクワガタもとっても種類が多くて、面白いんですけど、写真だとカラフルな蝶の方が映えるので、今回は蝶を中心にホンのすこーしを紹介させて頂きました。
展示のところどころの説明もとっても面白かったです。
生きている昆虫の展示もありました。
レオは生きている昆虫の方がより興味があったみたいです。
アンはヘラクレスオオカブトが気に入って、レオはサタンオオカブトが気に入ったそうです。
サタンって・・・、ちょっと心配だなぁー。
ミュージアムショップではめずらしい蝶やカブトムシ、サソリなどの標本や、標本のキーホルダーなどいろいろ手に入りにくい面白い物があります。
私はその中でも・・・
出典:「世界の昆虫図鑑
カブトとクワガタがいっぱい」塚田悦三、安曇野蝶類研究所
ここでしか手に入らないという、こちらの図鑑を購入しました。
こぶちざわ昆虫美術館のオリジナル図鑑は2種類あって、どちらも1冊¥1,000です。
私の選んだのは、写真の下に虫の名前が入っていて、クワガタやカブトムシが多めのものです。
しかも、実物大。
こちらのこぶちざわ昆虫美術館で展示している虫たちばかりです。
普通の昆虫図鑑より、変わった虫や美しい虫が中心です。
親子ともにとても興味をひく図鑑でとても気に入りました。
もう1冊の方はもう少し、昆虫の名前や説明が少なめですが、蝶のコレクションが私の買ったタイプより多いのです。
パッチワークなどされる方が配色の参考になると買って行かれるケースもあるのだそうです。
私の目論見は上手くいって、子ども達は虫に非常に興味を持ち出しました。
アンが虫を飼いたい、カブトムシの幼虫から育てたいといいだしたのです。時期的に無理だよ~、という感じですけど。
そしてその後、レオはカブトムシ(♂)を自分で見つけて捕まえてきたのです。
北杜市の父の家にいる間、このカブトムシを飼うことにしました。アンは本で読んだことがあったらしく、「スイカはカブトムシがお腹がいたくなっちゃうからダメなんだって。りんごならだいじょうぶ。」なんて言うからびっくりしました。
虫愛ずる子ども達
いっちょできあがり♪
こぶちざわ昆虫美術館
http://www.y-shinpou.co.jp/MUSEUM/konchu.html
山梨県北杜市小淵沢町1270花パークフィオーレ小淵沢内
電話番号 0551-36-6611(花パーク内)
入園料:花パークへの入園料(¥400)のみ必要で、昆虫美術館は無料
2014年現在、花パークフィオーレ小淵沢入館料(こぶちさわ昆虫美術館含む)
高校生以上700円(650)
4歳~中学生400円(350)
()は20人以上の団体料金
に変更になっています。