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日本丸メモリアルパーク(神奈川県横浜市)

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現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

横浜みなとみらいでのジャパン インターナショナル ボートショーの関連記事、その2です。(その1はメイン会場の記事>>パシィフィコ会場編です。)

ボートショーの入場券は一般¥1,000だったのですが、その入場料の中に日本丸メモリアルパークの入場料も含まれているんです。通常、高校生以上は¥600の入場料がかかる施設なので、これは観に行かなくちゃ!ということで立ち寄りました。

日本丸(ライトアップ編)

(Sail Training Ship Nippon Maru)

みなとみらいに来れば自然と目に入ってしまう日本丸。夜はきれいにライトアップされているし、とても美しい帆船です。ちなみにこの画像は昨夏のものです。昼間の日本丸はつづき記事にてご覧下さい。

昼間の日本丸

かつては太平洋の白鳥といわれた美しい姿の日本丸。
その、日本丸ですけど、私の頼りにしているwkipediaよりご案内しますと、

文部省(後の文部科学省)航海練習船「日本丸」は1930年(昭和5年)に進水した帆船である。総トン数は2278トン、帆装型式は4本マストのバークに分類される。姉妹船に海王丸がある。1984年(昭和59年)に現役を引退し、その後横浜市日本丸メモリアルパークにて展示公開されている。

のだそうです。

戦中、帆装を撤去し、瀬戸内海で煎じ緊急物資(石炭)を輸送していたそうです。その後、海外に残された人たちの引き揚げ輸送に従事、昭和59年に引退するまでに述べ、183万㎞(地球を45.4周する距離)を航海し、11,500名もの実習生を育てたそうです。(日本丸メモリアルパークのパンフレットより)

日本丸メモリアルパークというのは、日本丸とマリタイムミュージアムの2カ所のことを指し、まずはマリタイムミュージアムを観てきました。

マリタイムミュージアムの入口にあった船

横浜開港150周年記念プロジェクトのひとつ。
日比野克彦さんのプロジェクトで、4日間掛けて延べ200人の横浜市民の手で作られた日本丸です。

レオ「のってみる!」
周囲「やめてー!!」

ロープ結び

船舶免許を取るにはロープ結びもいろいろ覚えなくてはならないのですが、その種類を公開!
船と碇を結びつけたり、港に船を着けるにもロープ結びの知識は必要。
簡単にはほどけない結び方なんです。

この結び方がなかなか美しいので、以前横浜クルージングクラブに行った時(過去記事>>アイランドクルーズ号内部をご紹介!)にも↓に魅せられたくらいです。

下の応用編ともなると、芸術作品という気がします。

日本丸の模型

日本丸の模型を使って、風向きに対して帆がどの様に動くかを再現してみせています。

船の模型

かつての日本で活躍した船の模型がたくさんあります。それもビックで精巧な模型です。
こちらの写真のものは「ぶえのすあいれす丸」で1929年(昭和4年)に建造された、全長150mもの大きな貨客船です。
ブラジルからアメリカへコーヒーを運んだり、ガルフ諸港から日本へ綿花を運びましたが、1943年(昭和18年)に沈没しました。太平洋戦争中は病院船だったそうです。

こういう感じでたくさんの模型にきちんと説明書きがあって、ひとつひとつ読んでいるだけで私は楽しかったのですが、ご覧のとおりレオが暴れていまして、急ぎ足でみて回ることになりました。
彼は眠かったみたいなのですが、眠るに眠れないみたいです。起きていないと勿体ないと思うみたいで・・・。

マリタイムミュージアムは1階と地下1階の広くはない博物館ですが、日本丸を中心に日本の船の歴史を掘り下げている興味深い展示でした。

では、日本丸へ!

日本丸のマット

船に乗り込むとマットが!
見覚えがありますよね。ロープ結びの応用です!
カッコイイです♪

日本丸見取り図

日本丸の見取り図です。
非公開の場所もありますが、多くのところは公開もしくは覗き込む形で観覧することが出来ます。
順路がしっかりつけられていますが、これがなかったら、迷子になりそうです。

日本丸デッキ

(Deck)

甲板。
登ったり、降りたりがありますので、ベビーカーの利用は無理。入口のところで預かって貰えます。

実習生室
(Cadet's Room)

こちらは実習生室です。
1部屋は8人。ベッドは幅が65センチ。長さは185センチあります。
下の段には靴を脱いで乗ってもいいので、私たちも寝てみました。
実習生にはプライバシーはない。仕方ないです。
寝心地自体はそう悪くもないけど、身体が硬くなりそうです。

人間関係が上手く築けないと船員にはなれないということがわかりました。

調理室その1 調理室その2

(Galley)

調理専用の乗組員が約10名、公開中は1日4回、約200名の食事を作りました。

 

船長室
(Captain's Private Room)


船長私室
キャプテンともなると部屋はこのように豪華になります。
手前左に見えるのがベッド。
船が出てくる映画では、よく航海日誌を書くシーンがでてきますが、まさにそんなシーンを撮るためのお部屋のようなあつらえです。

おまけに専用のバスルームもあるんです。
船長ってどんな人がなるんだろう?なんて興味が湧きます。

無線室

無線室。

機関室
(Engine Room)


機関室。
国産ディーゼルエンジン600馬力2基で運転時間は世界一と説明されています。(1988年ギネスブック記録。)

士官サロンのステンドグラス
(Officer's Saloon)


士官サロンの天井のステンドグラス。
士官サロンは士官用の食堂兼会議室で、テーブルも椅子も固定されています。
このステンドグラスはさそり座、オーロラと北極星、南十字星、北斗七星が描かれています。

日本丸の舵
(Steering Wheel)


舵輪。帆走中は帆の状態を見ながら舵をとるため、この舵は船の一番後方に置かれています。

もっともっと、中をゆっくり回りたかったんですが、時間の都合で急ぎ足で観ました。
中はよく手入れがされていて、ピカピカです。
特に手すりなどは懐かしの真鍮製。すぐ黒ずんでしまうので、毎日磨いているんですって。出来るだけ触らないようにお願いします、と書かれていました。

乗船中は喫煙や飲食、動物の持ち込みは禁止です。
車椅子での見学は長船尾楼甲版に限るそうです。(付き添いが必要です。)

2008.05 リニューアルオープンした氷川丸にも行ってきました!!
良かったらこちらも、ご覧頂けると嬉しいです。記事>>日本郵船氷川丸


日本丸メモリアルパーク
http://www.nippon-maru.or.jp/

神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
電話番号 045-221-0280

公開時間 10:00~17:00(但し、7~8月の土日は午後18:30まで)
非公開日 月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が非公開日)
観覧料 高校生以上 ¥600、小・中学生 ¥300(団体料あり。)
※毎週土曜日は高校生以下は無料。
※日本丸とマリタイムミュージアムの両方の見学が出来ます。

アクセス JR根岸線・市営地下鉄線桜木町駅下車、徒歩5分。みなとみらい線、みなとみらい駅または、馬車道駅下車、徒歩5分。

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