子育て 児童書

えかきうたについて(わらべうたも含む)

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えかきうた

 

(アンの描いたえかきうたの絵)

当初は幼稚園選び子育てに関する情報をアップしようと始めたブログでしたが、いつの間にやらレジャーが中心になってしまっています。しかし時には初心に返って、子育て系のネタにも触れたいと思います。

先日、わらべうたの勉強会などを主催されている先生の講演会へ出掛けてきました。
そこで私もたくさん、いろんなことを詰め込んで帰ってきたわけですが、その中ですぐ取り入れたくなったものが「えかきうた」でした。

わらべうたは昔、子育ての手段のひとつでした。欧米でもマザーグースがありますよね。(機会があれば、マザーグースについても触れることがあるかもしれません。)
その中にはさりげな~く教訓が入っていたり、言葉遊びが入っていたり、スキンシップが入っていたり・・・・。
ことばのエッセンスがたくさん詰まっていたんです。

ですが、何故このわらべうたが廃れてしまったのか。
それは明治政府の政策のせいなんです。

×わらべうた
×方言

という感じで、方言やわらべうたを使うことを禁じたからなのです。

小さな子どもでも無理なく真似ができるような、単純なメロディー(音階)で出来ています。

今、このわらべうたを使った遊び(おにごっこ、お手玉、あやとり、なわとび、まりつきなど)や文化を伝承していこうという会も保育士さんなどを中心に作られているようです。

さて、簡単にわらべうたの説明をさせて頂きましたが、童謡とわらべうたの違いは分かりますか?
わらべうた口承で伝えられてきたもので、成立は江戸時代が中心ではないかと思われます。
一方で童謡は大正時代以降のもので、西洋の音楽の影響を多分に受けていると考えられます。

今回はえかきうたをクローズアップしますけど、わらべうたは母国語の離乳食。ぜひ、お子さんと楽しまれた良いと思います。

さて、えかきうた。
トップ画像は現在年長児のアンの描いた、えかきうたの絵です。
平仮名も片仮名もほぼ読み書きできるのですが、時々おかしな文字や鏡文字になります。

(鏡文字・・・鏡文字(かがみもじ)は文字を書く際に左右を反転し、上下はそのまま、通常左から右へ書く言語であれば右から左に書く文字の書き方。に写すと正常な文字が見える。鏡像文字ともいう。wikipediaより)

私は幼児期に文字を教え込むという方針ではないのですが、いつのまにやら覚えてしまいました。覚える気があるのに、教えないというところまで頑なに考えてはいないので、聞かれれば教えるようにしているのですが、えかきうたは無理なく楽しんで文字を覚えるきっかけにもなるのではないかと思います。

たとえば、どなたでもご存じの「へのへのもへじ」
私もそれくらいは覚えていましたけど、大体「の」の字は鏡文字で書くお子さんが多い文字のひとつなんですね。
アンもよく鏡文字で書いていました。でも「へ・の・へ・の・も・へ・じ~♪」なんて口ずさみながら書いていると、自然に文字を覚えていくんですね。
文字を覚えるために教えるわけではないんですが、遊ぶついでに文字も覚えるという感じです。(文字を使うえかきうたばかりはありませんから、文字を覚えることを主に考えられない方が良いですよ。ついでくらいに考えて下さい。)

こうやって絵になっていくと、子どもにとっても面白いものですから、もっといろいろ覚えたくなるようで、そんなときに講演会の中でえかきうたの話が出てきたんです。
今までいろんな講演会や勉強会に参加していますが、えかきうたについての話は初めてだったと思います。その先生はえかきうたで書くスピード感がつくと言われていましたね。

とにかくもアンにとっては自分が描いたことのない絵を唄いながら描いてしまうというえかきうたがとても新鮮だったようで・・・、私も昔は地面にいろいろえかきうたを描いた覚えがあるんですが、忘れてしまったのでえかき歌の本を買ってみました。

えかきうたの本もいろいろあるのですが、私が選んだのはましませつこさんの本です。

この絵本は買ってみるまで絵本の中身をしりませんでしたが、ましませつこさんは日本古来の文様などに詳しくていらっしゃいます。他にもわらべうたの本をたくさん出していらっしゃいますが、きれいな温かい感じの挿絵の中にその文様を使われることがあるので、えかきうたの本も期待できるだろうと思いました。
それから新しいえかきうたより、昔からある懐かしいえかきうたを紹介しているということで、この本を選びました。

実際に手に取ってみましたら、オールカラーの美しい絵本です。
見開きに、ひとつずつ順に書き進めるようにえかきうたが紹介されていてわかりやすいです。
それから挿絵もパステルでしょうか。とても美しく癒される絵です。

アンとこの絵本を使って、えかきうたを楽しんでいます。

・・というわけで、先日、多忙で記事を更新できない言い訳をしていましたが、こうして記事にひとつなりましたよ!

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