現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
ウイスキー、飲まないんですよね。
子どもの頃、父の机の棚にコレクションのように洋酒やら飾ってある中にウィスキーのボトルとかもありました。たぶん、飲みかけもあったんじゃないかな。
ウイスキーの香りはずっと気になっていました。
私と子どもには関係のない場所かな、なんて思っていましたが、他の方のブログで結構見かける、ウィスキーで有名なサントリーの白州蒸留所。気になって出掛けてきました。さて、子連れでいくような場所なのでしょうか・・・・?
サントリーを有名にしたのはウィスキーなんですよ。
ご存じでした?
創業者の鳥井信治郎氏が日本でもウィスキーを作ろうと試みて、世界に名だたるサントリーを作りました。
1923年の山崎蒸留所の建設着手から50周年を迎えた1973年、サントリーの第2の蒸留所して開設されたのがここ、白州蒸留所なのです。
ウィスキー作りの味の決め手となる美味しい水は、サントリーの天然水でも有名なこちら、日本の名水100選にも選ばれる、白州の水で出来ていくのです。
まずは受付。
こちらで代表者が受付をします。
ドライバーはアルコールを試飲できませんので、ドライバーシールを胸に付けます。
これを貼っている方にはお酒は勧めないことになっています。
(朝採り野菜市)
少し歩くと地元の農産物を売っている場所がありました。
しばらく木々の間を歩いていきます。
「森の蒸留所」と言われるだけあって、広い敷地内はまるで森の中。
この中にはバードサンクチュアリーもあり、そちらも行きたいところのひ
とつです。
バードサンクチュアリーで観察できる鳥たちはこんな鳥たちがいるそうです。
探鳥会については・・(毎月第2・第4日曜日・午前8時より約2時間・無料)
http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/guide/facilities/birdsanctuary/index.html
こんな可愛い子ども達のイラストつきの巣箱も見つけました。
この巣箱、紙製のように見えます。勿論、雨風に耐えられるものなんでしょうけど。
この白州蒸留所では3つのガイドツアーがあります。
今回私たちが参加したガイドツアーはこちら↓
ウイスキー蒸留所ガイドツアーです。
この他に
・天然水工場コース
・ウイスキー&天然水ガイドコース
(所要時間各60分/見学30分、試飲30分)
があります。
このツアーは定員(50名)がありますので、人数に達したところで次の回のご案内になります。
さてこちらの受付もして、時間になるのを木陰のベンチなどで待ちました。
ガイドツアーを申し込んだところ、なかなか洒落たウィスキーグラスがプレゼントされました。やや大きめの小鉢としても使えそうな感じです。こちらは大人の人数分頂けました。
※こちら白州蒸留所のパンフレットや、サイトの「ご優待券」のプリントを持参した人のみのようです。
※こちらの画像、今更なんですが10/18にアップしました。
サントリー白州蒸留所の「ご優待券」
http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/access/ticket/index.html
ガイドツアーのスタートです。
いつもつい細かく書きすぎてしまうんですが、こちらはガイドツアーに入っていただければ分かることなので、かいつまんでお話しします。
ガイドツアーをして下さるのはきれいな水色のスーツを着た女性で、サントリーの白州蒸留所ではこのような出で立ちの女性が受付やガイドを担当しています。
森の緑に映えるこのスーツは白州の天然水をイメージしているに違いない・・・!
ガイドの方のスーツ姿はこの後出て参りますので、ご確認下さい。(笑)
ちなみに私たちのガイドをして下さった女性は愛くるしい感じの可愛らしい方でした。
ウイスキーと他のお酒類との違いからお話しして下さいました。
ウイスキーの特徴ですけど、2回も蒸留し、長期にわたって熟成させることからビールや焼酎などより手間がかかっています。
それゆえ、低カロリー、低糖分、プリン体がほとんどなく、酔い覚めがよい。
ポリフェノールがあり、豊かな香りはリラックス効果があり、メラニン色素抑制成分「チロシナーゼ」というものが入っているそうです。
こんな話を聞いたので、興味が出てきました。(私って単純♪)
選別された大麦を温水と共に仕込槽に。その後こちらの発酵槽に移します。
こちらが発酵槽の断面と中をのぞいた写真です。
深さは4メートルほどと聞きました。
発酵槽は木桶槽です。
2日目の発酵槽を覗くと発酵しているらしく、ぷくぷくと泡が立っています。
白濁の麦汁です。
2回蒸留します。こちらは蒸留釜。
ハクション大魔王が出てきそうな形をしています。
蒸留したものを樽に入れて、貯蔵庫へ寝かせます。
蒸留したものをうち、成分の良い部分を取り出して熟成させるわけですが、この取り出す作業はやはり職人技なのだそうです。
この貯蔵庫も見学させていただいたのですが、こちらは撮影不可です。
こちらは樽の材料になるホワイトオークです。
上の円が樽の大きさになっています。
この樽ですが職人さんの手作りです。そして樽は何度も使われていきます。使われていくうちに木香がより上品に練られていくのだそうです。
樽のリチャー。
30~40年使われてきた樽は内側をもう一度このように焼くこと(リチャー)で、樽の熟成力を蘇らせます。
この焼き加減も熟練の職人技で決めるのだそうです。
焼かれました樽です。
このウイスキー作りは案外手間がかかるものなんだな、というのが私の感想です。
職人技、プロの技が多く、工場の機械任せに出来ない行程が多いのです。
貯蔵庫の中で寝ている原酒も夏と冬では味に対する影響が違うそうで、これを数ある原酒の中から1日に200種以上ティスティングして、組み合わせひとつのウイスキーに作り仕上げるのがブレンダーという方達のお仕事です。
ブレンダーというのはウイスキーの味わいと香りのハーモニーを引き出す指揮者なのだそうです。
現在白州蒸留所では7人の方がブレンダーとして活躍されているとのことです。
聞いてはみませんでしたが、車通勤できませんよね?
すると送迎付きなのでしょうか?
さて、お楽しみに試飲会場へ。
用意されているのは2種のウイスキー。
白州12年と山崎12年の天然水割りです。
未成年の方やドライバー、飲めない方用にも「なっちゃん(オレンジドリンク)」と「伊右衛門(緑茶)」が 用意されていました。
白州12年 | 山崎12年 |
ウイスキーについて私は語れるような知識も舌もないのですが、ちょっとだけ頂いてみました。
だいたい、他の方と同じような感想を持ちましたので、ご報告します。
白州12年:森の蒸留所、というイメージに相応しいようなさわやかな香り。軽快な味わいで、水色も山崎に比べて薄い。
山崎12年:シェリー酒の樽で寝かすので華やかな香りでウイスキーらしくしっとりした味わい。
おつまみもひとり一袋ずつ頂きました。
美味しかったです。
|
こちらは試飲会場の隣にあります、BAR白州。
試飲会場では頂けないような高価な「響」も(30年ものまでありますが)25年ものまで有料試飲することが出来ます。
1杯¥2000になるそうですけど、破格らしいですよ。
他にもサントリーのいろいろなウイスキーを楽しむことが出来るそうです。
ちなみにサントリーのシンボルマーク、1枚目のトップ画像にありましたが、この「響」から作られたものだそうです。
サントリーのウイスキーは世界的に認められていますが、響30年は2006年にISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ・・イギリスのウィリアムリード主催の酒類メーカーのコンペティション)で最高賞を受賞しています。(その他の賞歴についてもパンフレットなどに案内があります。)
ウイスキー博物館。
ウイスキーの歴史やサントリーの歴史についての博物館です。
しっかりお金を掛けて作られているせいか、見応えがあって子どもも楽しんでみていました。
こちらはショップ↓
これはミニチュアボトルのセット。
昔、こういうのがよく飾られていましたよね・・・。
飲み比べできるようなお得なセットでしたね。6本入りで、¥2950。ちょっとお土産に~。とぎりぎりラインでしょうか。
こちらはサントリーオリジナルグッズ。
ウィスキーを熟成させる樽をイメージしたデザインが多く、トレイ、箸置き、箸などもみなイイ感じです。箸なんかは思わず欲しくなりましたが、そこそこお値段も良いです。質も良さそうですもん。
写真にはなかったけど、私が一番気になったのは、ウィスキーのケーキ。
¥1500くらいするんですが、モロゾフ製なんです。
ウィスキーの香りがするのかな?2つ買うとケーキ型のプチタオルをおまけしてくれるようです。
ちょっと時間的にお土産を選んでいる余裕がなかったですね~。機会があれば食べたいな。
こんな風に樽材を使ったものも売られていました。これは実際に使われていたのでしょうか?それは未確認です。
【これを読まずにシングルモルトは語れない!】マイケルジャクソンのモルトウィスキー コンパ...
こちらの3冊。ショップの中でオススメの本として売られていた中で特に面白そうに思えた本です。
①つまめる~、はオシャレな感じの気軽なおつまみで、気負わずに試せそうです。
②ケンタロウさん、とっつきやすいですよね。
③マイケルジャクソン???と一瞬焦りましたが、ウィスキーの世界の超有名人なのだそうです。この方の名前を知らないのはもぐりって事でしょうか。
サントリー白州蒸留所
http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/guide/
山梨県北杜市白州町島原2913-1
電話番号 0551ー35-2211(9:00~16:30)
工場見学 9:30~16:30
休業日 年末年始、工場休業日(公式サイトにて営業日カレンダーを要確認)
無料駐車場あり
その他、周辺のについての情報は>>
八ヶ岳・北杜市周辺観光、レジャーリンク集