不動産、住宅

ヘーベルハウスのバスツアー その2

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中古、新築いろんな条件での2世帯で暮らせる家探しを始めた私達ファミリーです。

詳しいいきさつは今までの記事に書いていますが、営業さんのお誘いで、大手住宅メーカーの旭化成ヘーベルハウスのバスツアー(見学会)に参加することになりました。

バスツアーではその1の中でお話ししているとおり、いくつかの訪問先があります。
今日の話はその続き・・・・。


築後35年のヘーベルハウス


2軒目は築後35年のヘーベルハウスのオーナーさんの家を訪問します。
実際にそこで生活をしている方の家にあがることになります。

私達は支給された使い捨てスリッパを履き、白い手袋をはめて家に上がらせていただきました。

35年といいますと、一般的な家は建て直しをしている時期になります。
欧米の住宅とは違い、日本の一般家屋の寿命はとても短く、20~30年で建て直しをしたり、大幅なリフォームが必要になってきます。

その理由は、基礎などその程度の寿命しか保たない作りをしているから・・・のようで、また、その頃になると家族が増えたり減ったりすることで、家の中の間取りなども見直す時期になるので、大きく費用がかさみ、それなら、と建て替えることを考えるようです。

リフォームを考えても、今まで壁だったところを取り払えるところばかりではありません。
鉄筋で作られ丈夫なヘーベルハウスは他メーカーの住宅と違い(※1)筋交いとても少ないため、このリフォームの時に制約が少ないそうです。
構造自体も60年の補償があるため、長生き住宅なのだそうです。

(※1)筋交い・・(柱と柱の間に斜めに入れて建築物や足場の構造を補強する部材である。「筋交」「筋違」とも表記され、ブレース(brace)とも呼ばれる。構造体の耐震性を強める効果があり、建築基準法では一定の割合で筋交いを使用することが義務づけられている)-wikipediaより

 

35年になる2軒目のこのお宅は、一部生活の変化に対応するためにキッチンなどリフォームされたところはありましたが、35坪の建物の1階も2階の床も全くきしむこともなく、快適な住まいを保っています。

同じ頃に建てた周辺の家は25年くらいで建て替えをされていったそうですが、築後30年まではヘーベルハウスで無料点検。それ以降は有償修理になるので、35年を過ぎたので、2~3万かけて点検を頼んだそうです(点検をどちらに依頼されたかは未確認です。)。しかし、直す必要のある場所はなかったそうです。

初期投資(家の建設費用)はとても高かったけれど、修理や家に対する不安がなく、ストレスフリーだとおっしゃっていました。
とても説得力のあるお話しでした。

家を建てると同時にローンが始まり、また、今度は修繕や建て替えのお金を準備しなくてはなりませんが、ヘーベルハウスなど大手メーカーでは補償期間が長く、保つ住宅を造っているということなんですよね。
考え方としては素晴らしいと思いますが・・・、その初期投資が半端じゃなく高いんですよね。100万、200万単位のレベルじゃなくて、500万、1000万単位のレベル・・・。
こうなってくるとちょっと頑張れば・・という範囲ではなくなりますね。重くのしかかるローンと言う言葉・・・。
我が家車も現金で購入していましたし・・・。

土地を買って、ヘーベルハウスで家を建てた当時。とても外構や車庫までは予算が取れなかったそうです。なので、少しずつ作っていったとのこと、ただただ、お金が有り余っていたので建てました・・という方の話よりずっと参考になりました。

オーナーさんは上品なご夫妻で、家もこぢんまりはしているけれど、丁寧に美しく使われていました。

家のメンテナンスがどのくらい期間で必要になってくるかは、メーカーによって多少バラつきがありますが・・・、
外壁の吹きつけ(塗り替えみたいなものと考えて下さい。)はヘーベルハウスで30年くらい。サイディング(パナホーム、積水ハウス、大和ハウスなどで採用されていますが、メーカー毎の基準はそれぞれご確認下さい。)は15年くらいが目安となっています。
足場を組む必要になるので、ついでに屋根もメンテナンスをすることが多く・・・、

20~30坪くらいの家で、この外壁の吹きつけの費用が200万ほど。
屋根は50万くらい。
これが通常のハウスメーカーの住宅だと、15年後くらいにかかりますから、家の購入のローンを返済しながら、約250万をメンテナンス費用として貯めていくことになります。
ヘーベルハウスだと、30年後に外壁の初メンテナンス・・ということになります。

他、有償無償の補償範囲は、メーカーでそれぞれ詳しく説明されると思いますが参考までに・・・。
ヘーベルハウスの場合ですが、
基本は建ててから30年までが無償保証。
但し、キッチン、洗面所などの水回りは2年までが無償でそれ以降は有償。
10年以内の雨漏りは構造的な問題がある可能性がありますが、無償。
構造、防水などは10年無償。

となります。

まぁ、雨漏りなど欠陥住宅と言えるような物件は何処のメーカー問わず、だいたい半年くらいで問題が出てくるそうですから、この補償内容でほぼストレスフリーなのだということでした。

ちなみにこのオーナーさんのお住まい、2階がとても広いルーフバルコニーです。
その上にびっくりするぐらいたくさんのプランターが並べられていました。
でも、漏水などもなく、今に至っているそうです。プランターの数だけみると、これはさすが鉄筋の家だなぁ・・・と思わざるえません。

昔と違い、屋上付きや3階建ても増えましたが、この屋根の重量に耐えられる住宅は限られてくると思いました。
 

ドールハウスキット レークビュー3009

 

ドールハウスキット レークビュー3009

こうなったら、スモールライトで小さくなって、こんな家に住んでみたい・・・・。
これ、ドールハウスのキットなんです♪
リアルの家は制限が多すぎて、なかなか思うようにはなりそうにありません。
ですから、いくら高いドールハウスでも夢を与えてくれるなら、手元に買ってみてもいいんじゃないかって一瞬考えてしまいました。

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