不動産、住宅

ヘーベルハウスのバスツアー その1

この記事は公開後1年以上経過しています。
現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

大手住宅メーカー、旭化成ヘーベルハウスのバスツアーに誘われました。


ヘーベルハウス バスツアー スケジュール表


ヘーベルハウスのバスツアーとは?
観光バスで、

建設中の現場
その住宅メーカーの築30~35年くらいの家
新築の家

を訪問し、直接みたり、オーナーさんとお話しする機会が持てるのです。
大手さんは似たようなツアーを実施しているところがあるようです。

『欠陥住宅』と言う言葉が当たり前に浸透しているくらいですから、家を買ってその後の不具合やアフターサービスなどの状況がどうなっているかは本当に気がかり。

テレビでCMもしていた、「保証期間は60年~♪」の○ーバン○ステート(坪単価24万8千円)などは、会社が倒産してしまいましたね。いくら保証・・などと掲げていても、会社の経営状態から、会社の沿革、実際にそのメーカーさんの家に住んでいるオーナーさんの声、知りたいことはたくさんあります。

午後にファイナンシャルプランナーの先生との相談も控えていたので、誘われるがまま、そのツアーに参加することになりました。

集合は某展示場。

 

【使い捨てスリッパ】【スリッパ 携帯用】不織布 【使い捨てスリッパ】つり下げ穴付袋入 (1セ...

その後観光バスに乗り込みました。ペットボトル飲料、使い捨てタイプの手袋とスリッパ。それに資料等が渡されます。

上のリンクをみていただけると分かるように、1足¥30くらいで使い捨てスリッパ、あるんですね~~!

移動のバスの中では、本日のスケジュールの説明や訪問先についての詳細情報。住宅購入に関する必要情報などが分かりやすく説明されます。話はなかなか興味深く、面白かったです。

 

建築中の現場


さて、1軒目の訪問先は、建設中の現場です。
着工から約3ヶ月。
今は鉄骨の骨組みや配線の状態などまだ丸見えの状態でした。

ここではまず、外壁のついての説明を聞きました。
ヘーベルハウスの外壁はヘーベル版(ALC)というもので、表面が7.5㎝もあるそうなのです。特に防火性に優れている外壁と言うことを証明するための実験を行いました。

ちなみにヘーベル版の「ばん」は板ではなく、版です。
 

外壁材の防火実験

左から、

サイディング(セラミック)・・1㎝くらいの厚みのコンクリートにガラス繊維を1ミリほど吹き付けたもので、パナホーム、積水ハウス、ダイワハウスなどで採用されている外壁です。

タイル・・モルタルの上にタイルを貼ったもので、見た目が美しいです。三井ホームや一条工務店で採用されています。

モルタル・・木造住宅によく使われています。

ヘーベル版・・7.5㎝の厚みがあります。従って遮音性にも優れています。

バーナーの同じ火力でこの外壁を約20分熱します
何故20分かといいますと、隣で火事が出たと仮定した場合、実際の消火活動におおよそ20~30分かかるからだそうです。

その20分の間に私達はヘルメットを着用し、中のハイパークロスと呼ばれる、ヘーベルハウスの特徴的な骨組みなどを内部からみて確認。説明を受けます。

約20分後・・・・。

耐火実験


これは外壁の状態です。
それぞれダメージを負っています。

タイルはダメージが少なそうに見えますが・・・、
問題はタイル自体が燃えることはなくても、少しの衝撃でぽろぽろと落ちてきてしまうところが怖いです。
 

耐火実験後の様子 ヘーベル版

はい、内側の様子はこ~んなかんじです。
焦げ付いていたので、その場で中を剥がして見せていただいたら、真っ黒・・・。
ヘーベル版はそのあと内側を触らせていただいたのですが、程よい暖かさで、気持ちがよいくらい。火事の時、中の家財を守る力は強いことが証明されました。
一番ダメージが大きいのはモルタルでした。

耐火について非常に優秀な外壁が用いられていることがわかりました。
また、断熱材はネオフォームが使われており、有毒ガスがでないものだそうです。(メーカーさんによっては火事によって、有毒ガスがでるものを使っているところもあるそうです。)

もし内部火災があった場合ですが、内部鉄が直接火あぶりになるような構造ではなく、石膏ボードがある分カバーできるそうです。
もしもの時に強いことは次のことからも証明されます。

耐震について・・・。
建物は

耐震・・建物が揺れることで、地震の衝撃を吸収。殆どの建物で採用されています。東日本大震災の時、我が家は揺れまくり、建物は無事でも中の人間や家具は揺さぶられて過ぎて、恐怖でした。ウチのマンションはそんな耐震マンションでした。

制震・・6~7年前よりヘーベルの標準仕様の住宅で採用。耐震構造の建物に比べて、その揺れは半分くらいだそうです。

免震・・高層ビルの仕様。基礎と建物の間を絶縁することにより、衝撃を伝えない仕組み。但しどのような建物にでも採用できるわけではなく、土地が広い状態での建設や、地盤が強くないと出来ないなどの制約があります。また、費用が+400万くらい余計にかかるとか・・。

の段階でより優れています。

ヘーベルの住宅がなぜ耐震性に優れているかと説明すると、いろいろお見せすべきものが増えてしまいますが、ハイパークロスという、骨組みに揺れの力を吸収する装置を装着しているからといえるのです。
文字で説明が難しいので、ご興味のある方はモデルハウスへ・・・。いろいろと展示物で理解していただけるような工夫があるかと思います。

阪神大震災の時もヘーベルの家が1軒も倒壊しなかったのだそうです。
周辺の家が倒れている中でぽつんと建っているヘーベルハウス・・・、そんな写真をみせられました。

日本は世界中の地震の9割が発生すると言われるくらいの地震大国です。
例えば3000万円の物件を購入したとしましょう。
火災保険は3000万円のMAXの保険に加入ができますが、地震保険は火災保険の1/2までしか入れない
のだそうです。しかも地震保険は保険料が高いため、加入する人も少ないんですよね・・・。
そんなわけで、阪神大震災以降、大手メーカーさんはより耐震に優れた建物を目指すようになってきたそうですが、耐震耐火などに強く保障期間が長い住宅として高品質な家作りを続けているというスタイルはよくわかりました。

ヘーベルハウスのバスツアーの話、まだまだ続きます。

-不動産、住宅
-, , ,