現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
ゴールデンウィークの北杜市滞在。
私の従姉の希望で清里のやまねミュージアムに行ってきました。
ここは清泉寮でおなじみのキープ協会の管理している施設です。
清泉寮から森の方に向かって歩くとある、このログハウス。
ここがやまねミュージアムです。
(↑こんな生き物です。上はやまねの写真集です。)
ところでみなさん、やまねってご存じでしたか?
やまねは漢字で書くと、山鼠。
山のねずみと書くんですよね。
英語ではドーマウス(Dormouse)といいます。「不思議の国のアリス」の中でもでてきますよ。
このやまね、体長は8センチほど。体重も大体18gほど。
1円玉、18枚の重さです!
リスやねずみに似た姿で、世界には26種類のやまねがいます。日本では天然記念物になっています。
寒い時期は冬眠するその姿は本当に可愛らしいです。周りの温度に合わせて生活スタイルを変えていますが、約半年間も冬眠するんですよ。
このやまねについての日本唯一の博物館が、こちらのミュージアムなのです!
折角きたけれど、こちらのヤマネミュージム、生きたやまねの展示はこの時期、していないんですって・・・・。
冬場は冬眠しているやまねの姿をみられるそうなのですが・・・。
じゃあ、一体何がみられるの?
お土産コーナーは無料で入ることができますが、私たちは入場料¥300/小学生以上1人を払って入ってみることにしました。
入場料を払うと、やまねのピンバッジを貰えます。
これが毎年カラーが変わるそうで、ナカナカ素敵でした!
今年、2009年は落ち着いたグリーン。ナチュラル系の落ち着いた服装にも合うようなカラーです。
展示コーナーは10人も入ったら狭く感じるほどの小さな場所です。
だから¥300って高い!と思われる方もいるかもしれません。
ですが、ひとつの生き物を掘り下げて研究して、その生態や不思議を様々な角度から紹介して伝えようとしているこちらの展示方法は、子ども達にそれなりに刺激を与えると思います。
入場料はやまねの研究や保護のために使われているようです。
展示内容は行ってみてのお楽しみ~、ということで。手作り感一杯の工夫の展示です。
ヤマネに関する資料や、記事になった雑誌などもファイルも閲覧できます。アンガールズの山根さんが、やまね仲間と言うことで取材にもきたらしいです。
「どうぶつ奇想天外」。NHK「ダーウィンがきた」でもヤマネが取りあげられ、撮影協力などしています。
やまねのぬりえなどが出来ます。
やまねグッズはこのコーナーのおとなりで販売されています。
やまねのぬいぐるみ、マグ、Tシャツ、関連絵本など~。
こちらで販売されていた、絵本「やまねのネンネ」です。
絵もとても優しくやまねの可愛らしさがでているのですが、お話もとても素敵でした。
やまねのネンネは冬眠中だったのですが、冬眠していた木のうろんぽから夢の中で木の実を追いかけて、落ちてしまうんです。その事に始まり次から次へと寝たままの状態で、あちらこちら移動してしまうのです。
その度に夢の中でいろんな事を感じているのですが、ネンネの夢の中の出来事と、実際に起きていることとのリンクがおもしろい。また、とても微笑ましい。
ネンネ、一体どこまで行ってしまうの?
夢見るやまね、1年に半年も夢の中。それだけにこんなお話になるんですよね。
ぜひ、一度読んでみて下さい!
そうしたら本物のやまねに会いたくなると思いますよ・・・。
やまねミュージアムのウッドデッキ。
この目の前に拡がる草原部分の倍の広さをやまねは1日で動き回るんですって!!
結構、活動的なのですね~。
やまねミュージアム、次回は冬眠しているところの展示を是非みたいです。(生やまねの展示は冬季のみ。)
やまねミュージアム
http://www.keep.or.jp/ja/yamane/
山梨県北杜市高根町清里3545
電話番号 0551-48-3577
入館料 ¥300(小学生~大人)。幼児は無料。
開館時間 10:00~16:00
休館日 月曜日、火曜日
PICK UP!
やまねミュージアムの館長・湊秋作さんの書籍をご紹介します!