先日、お友達から親子で出来る集団ゲームはないかと、相談を受けました。
いろいろあるんですが・・・、その中のひとつ、今日は「もうじゅう狩り」というゲームを紹介します。
人数は親子で少なくとも20人位はいた方が良いでしょう。
子どもだけでゲームをする場合は、先生たちでゲームのお手本を見せられるのがBest!最初から本番にしないで、子どもたちとも何度か練習してから、本番のゲームにした方がよいと思います。
ゲームの「説明」が長くならないように。
言葉の説明だけで子どもが理解するのは難しいと考えた方が良いです。
最初にリーダーをひとり決め、その他の人たちは散ります。
リズムよく、歌うように♪
リーダー「もうじゅう狩りにいこう~よ」
みんな 「(リーダーの真似をして。)もうじゅう狩りにいこう~よ」リーダー「てっぽうだって、もってるし」
みんな 「てっぽうだって、もってるし」リーダー「やりだってもってるもん」
みんな 「やりだってもってるもん」リーダー「あっ!(と何処かを指差す。)」
みんな 「あっ!(とリーダーが指差した方を指差す。)」
リーダー「あっ!(とまた、別の方向を指差す。)」
みんな 「あっ!(と又、リーダーが指差した方を指差す。)」リーダー「○○○(と○に思いつく動物を入れる。)」
みんな 「○○○」
○○○に入る動物が重要です。
例えば、「きりん!」だったら、みんなも「きりん!」と指を一字一字折りながら応えます。
きりん、は3文字ですよね。
ですから3人のグループをその場で作り、グループができた人たちから座ります。
リーダーになっている人も、さっ、とそのグループ作りに加わり、あぶれてしまった人が次のリーダーになります。
複数の人があぶれてしまう場合もありますから、その場合はじゃんけんでも話し合いでもいいですから、次のリーダーを決めます。
○○○は捕まってしまう動物をイメージ。
さる、やゾウ、ワニなら2人組になります。しまうま、ライオン、なら4人組ですね。
この文字を数えてグループを作るのは年少さんには難しいので親子でないと楽しめないけれど、年中さんの2学期くらいからは子どもだけで楽しめるゲームです。年長さんなら適当だと思います。小学生でも楽しめます。
もうじゅう狩りの別バージョンを考えてもいいですね。
果物狩り、とか。
魚釣り、とか。
魚だと魚の種類、とかになりそうですから難易度がアップします。大人向けゲームに変身です。アレンジして楽しんでみてくださいね。
PICK UP!
幼児が楽しめるゲームについて参考になりそうな本を選んでみました。本はあっても発行年が古く、手に入りにくいものが多いようです。私の場合は現場で覚えていったものがほとんど。
リトミックというのは、音楽遊び&表現といえば、わかりやすいかしら?音楽が入るとぐっ、とゲームも盛り上がります。
こちらはリトミックのリズム表現やゲームの本です。
私もこの本を読んだことがないのですが、ゲーム遊びの年間カリキュラム・・という書き方からして、指導者用ですよね。従って、導入の仕方、説明の仕方なども触れられているのではないかと勝手に期待しています。
新人の先生にとって、幼児相手にゲームや製作の指導を自分で全て用意して、おろすというのはなかなか難しいこと。前もっての準備や勉強は必須です。従って、私が在職中、実習生には段階を踏んで、後半はゲームや製作の指導をして貰っていました。実習生には大変なことのようですが、子どもに分かるように伝えられるというのがプロの仕事なのです。自分では完璧に準備をしたように思っても、実際に子どもに伝わるかどうかは別。直接現場を踏んで覚えていく部分も大きいのです。
新人の先生頑張って!!