現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。
前篇を投稿してから日が経ってしまいました。
カップヌードルミュージアム、後篇では館内の面白い展示をチラとご紹介致します。
展示
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インスタントラーメン ヒストリーキューブ
日清のヌードルの歴史が分かる展示ホールです。
1958年に発売された、元祖チキンラーメンから始まる、商品が年を追うごとに増えていく、味の種類などもバリエーションが豊かになって行く様子が、視覚的に楽しめる様に、捉えられるようになっています。
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百福シアター
約14分の映画では、インスタントヌードルの発明者、安藤百福氏の生涯が楽しく理解できます。
外国の方には音声ガイドを貸出しています。安藤百福氏が、あまりに遊び心のある感じの発明家ぶりで、ご苦労もたくさんあったのですが、笑いあり涙ありの14分間です。
ぜひぜひ、ご覧下さい。
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百福の研究小屋
偉大な発明、インスタントヌードルは、安藤百福氏の家の裏に建てられたこの小屋で生まれました。
上手に再現されていて、楽しいです。他にみている方もいらっしゃる中での撮影なので、アングルとかこだわっている余裕がゼロの瞬間撮影なんですが、こちらが小屋の中です。
壁にはメモ。
いかにも走り書き、自分だけが分かればイイ感じのメモなのが、リアリティがあって良いです。
材料のことや手順などが書かれています。こんな大きな五右衛門風呂のような鍋がありました。
流し台もあります。
小屋の外では麺も干していました。
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クリエイティブ シンキング ボックス
安藤百福氏が、発明したのはインスタントヌードルだけではありません。
他にも様々なビジネスに挑戦したり、アイデアを出したり・・・。カップヌードルが作られる中にも、百福氏のアイデアはたくさん取り入れられています。
どうやってアイデアを出していくのか、そのポイントやヒントが視覚的に取り上げられているコーナーです。こちらの画像では、6つのヒントを伝えています。
①まだ無いものを見つける。
②なんでもヒントにする。
③アイデアを育てる。
④タテ・ヨコ・ナナメから見る。
⑤常識にとらわれない。
左が夫。右がアンです。
本当は夫の方がはるかに背が高いのですが、殆ど同じ身長にみえますよね。
これは実はトリックアートの仕組みと同じなんです。今年の初めに、トリックアート美術館にも行きましたが、そちらにもこれと同じ仕組みのコーナーがありましたよ。>>記事こちら
⑥あきらめない。
この6つのことが具体的にどうやって、アイデアに結びついたのかは、百福シアターをご覧頂いてもわかるようになっています。
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安藤百福ヒストリー
安藤百福氏の存在は何かで読んだことがあったのですが、改めてミュージアムでその生涯を知ることになって、感動しました。
発明がすごい!ってことは充分偉大なんですが、それ以上に器が素晴らしいと感じたのです。
少しご紹介すると、インスタントラーメン(チキンラーメン)が出来てから、真似をした粗悪品がたくさん出てくるんですよ。特許もとっているけれど、今みたいに守られている状況ではなかったそうなんです。
そっくりそのまま、みたいな粗悪品が出てきて・・・。
そして様々なインスタントラーメンが世に送り出されていくのですが、ルールなし状態な状況で・・・、当時の食糧庁長官からの依頼もあり、インスタントラーメン業界をまとめるために立ち上がります。その時、なかなか簡単にはいかないのですが、特許をとった自分の製法を公開することでインスタントラーメン業界をまとめていくんですよ・・・。
自分を苦しめるような状況を作っていたライバル会社に、一番大事な特許の製法まで伝えても、業界をまとめていく決心をするって計り知れないですよ。その器の大きさに圧倒。
インスタントラーメン産業を発展させて行くことになるんです。もうひとつ、特に感激したところは、宇宙食の開発です。
インスタントラーメンを宇宙食に!という開発宣言をしたのは91歳のとき。
そして世界初の宇宙食ラーメン、スペース・ラムは宇宙飛行士、野口聡一氏に国際宇宙ステーションにて食べられることになります。
90歳を過ぎても挑戦する心!!チキンラーメンを発明したのは、なんと48歳。
カップラーメンを発明したのは、61歳の時。遅まきではありますが、96歳で亡くなるまで夢を追いかける姿は、私にもやる気や希望をわけてくれます。
世界に誇る日本人のひとりです。2006年には『タイム』でアジアの英雄として、その功績を讃えられました。
お食事処
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ワールド麺ロード
アジアのナイトマーケットをイメージしたという空間で、世界の様々な麺を味わうことができるコーナーです。
どれも1食がハーフサイズで¥300なので、いろんな味を楽しめそうです。
トムヤンクンヌードル、冷麺、フォー、ミーゴレンなど、本格的な味だそうです。
ミュージアムショップ
チキンラーメンやカップヌードルのオリジナルグッズやここでしか買えない限定商品。
面白いものがたくさんでした。
店内外側通路側のものをちょこっと遠巻きにパチらせて頂きましたのでご紹介です。
3食セット。
もっと近づいて・・・、
・・みたら、こんなラインナップでした。
左から、トムヤンクンヌードル、カップヌードル そうめん、カップヌードル みそ。
トムヤンクンヌードルはちょうど昨日、某コンビニエンスチェーン店で見かけました。美味しいって評判ですけど、私自身はまだ頂いてなくて。
チキンラーメンサブレ。
味がチキンなのでしょうか?形はひよこちゃんですけど。
これは、そこそこ買っていく方を見かけました。
いろんな味のカップヌードルのセット。とはいえ、リフィルってありますよね。ひよこちゃんのガラス容器に入れてからお湯を注ぐんです。
お味の方は、カップヌードル味、シーフード味、チキンヌードル味、なぜかチリトマト味は2つ、それにきつねうどんと天ぷらそばのセット。¥1,500です。
ミュージアムショップでも販売されていた本です。 その時は迷ったけれど、結局Amazonで買ってしまいました。 ショップ内でアンはクラスのお友達へのお土産を。 レオはこの伝記を熱心に読んでいたので。
お食事処は時間の都合により寄ることができませんでしたが、後日は世界に誇れる日本人、横浜編パートⅡという感じで、また記事をアップしますね!