コンサート、観劇等

劇団四季「CATS」

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キヤノンキャッツシアター

(CANONキャッツシアター)

速報でお話ししたとおり、劇団四季のミュージカル『CATS』をアンとレオを連れて3人で観てきました。

CATSのパンフレット

(上・昔のプログラムと下・今回のプログラム)

CATSは今までに2,3度みているのですが、初めてCATSを観たのは昔のパンフレットに挟まっていたチケットによると1996.3.26のソワレのよ うです。
折角なのでその大昔(1996年頃の上演)と比較しながらお話しを進めたいと思います。

1996年当時はS席というと¥11,000。それを四季の会会員だと¥1,000引きでした。このチケットは会員だった従姉に買って貰いました。当時の感覚だととても子どもの分まで出すという感じではなかったし、実際子どもは見かけなかったような気がします。
ところが最近になってアンが学校に通い出したら、子ども料金という新しい料金体系が出来ていることを知って・・・、コ レが安い!いや、散財ですけどたまになら行けるかな、という感じなのです。

キヤノンキャッツシアターの会場図

(キヤノンキャッツシアターの会場図)

アンとふたりで行こうかなと思っていたのですが、レオも行きたいと言い出しまして、仕方なく3人分のチケットを購入しました。今回もS席ではありますが、14年前より正規料金でもお安いし、子ども2人は子ども料金の適用されたS席ファミリーゾーンでの観覧(図のグリーンのS席中央2列目)になりました。

キヤノンキャッツシアターは円形のステージを弧を描くように配置した席ですので、見る場所によって違う見え方も楽しめるようです。

当初は12月に観たいと思っていたのですが、11月に予約しようと動いたときには予約がまるで取れなくて・・・。その後しばらくはアンの発表会などで忙しいので、結局落ち着いた頃と言うことで3月の観劇になりました。
当日も開場は満席だったと思います。
これは横浜にキャッツシアターが出来たせいなのか、それとも子ども料金の設定により、ミュージカルの観賞するハードルが子育て家庭にとって低くなったためなのか・・・。
ファミリーゾーンでしたから、周辺は子ども一杯。幼稚園生から小学生がたくさんでした。でもお子さんたちみんなお行儀良くて、開場になってあの猫目線になった、ユニークな会場を探険しても大騒ぎすることもなくて。
開演になっても誰ひとり騒ぐこともおしゃべりもなく、2時間半の上映時間を満喫。
感心しました。

CATS劇場パンフレット

CATSは性質や生き方の異なる27匹の猫のものがたり。
ミュージ カルも作り方見せ方を考えないと非常に退屈になってしまいがちな原作。
全体を通してのストーリー性は殆どなく(一応、年に1度天に昇る猫を選ぶ夜のお話しです。)、1匹1匹の特徴ある猫たちの自己紹介が音楽やダンスで繋がっているような作りになっています。
深読みすると、天に召される猫は死んでしまうのかどうか分かりませんが、ともかく非常に光栄なことであり、実際に選ばれる○○○○○(一応ネタバレになる ので・・・)は聖書によるところのマグダラのマリアに重ね合わせているのだろうと思われます。(私の勝手な解釈です。)一般的な日本人にはなかなかピンとこないんじゃないかしら?

それでもミュージカルは軽快なダンスに音楽、凝った舞台。
エンターテイメントとして充分な興奮を与えた舞台をぜひみせてやりたくて。
アンもレオも、私とは違った見方だとは思いますがとても楽しみました。

毎度四季の舞台を観ていると、これは生歌なんだろうか・・?と思うのですが、その辺りもジッと目と耳で観察。マイクをどうやって通しているのか分かりませんが、生歌なんでしょうね?ところどころ、録音されている歌かな、と思うところもありました。
グリザベラ(娼婦猫)の歌、♪『メモリー』はやっぱりどのキャストよりずば抜けて上手いんですよね。で
他のキャストももちろん、発音もしっかりしていて子どもにも聞き取りやすく歌われているのですが声楽専門の歌い方とは違うので、これ生歌だろうなと確信。

他に昔と何が違うか。
ひとつは衣裳が変わりましたね。

ラム・タム・タガー(プレイボーイ猫)が白っぽい衣裳から、ヒョウ柄模様と黒の衣裳に変わりましたし、バストファージョーンズ(金持ち猫)もラインストー ンをキラキラさせていなかった!(笑)
他の猫たちも・・・!これもパンフを見比べてみて気付いたことなので、やはり大事に取っておいて良かったかな。

アンとプログラム

(今回のパンフ)

それから・・・、間に20分間の休憩があるのですが、昔は確か、オールドデュトロノミー(長老猫)が舞台で座ったままで、パンフレットを持っていくと銀色のペンでサインをしてくれました。(実際私のパンフレットも下野昇さんの サインが書かれています。)今はそのサービスはしていないようです。

ラストでは猫さんたちが握手をしに、会場を回ってくれて私も子ども達もにぎにぎしたのですがそれも感激!!久しぶりに素敵な猫たちの年に1度の舞踏会に私たちも参加してきたのでした。

夢見心地が冷めないまま、翌日従姉に借りて昔のCATSのCD(1989年のもの)を聞きました。こちらのCDは録音技術が今ほどではないのですが、歌は素晴らしいです。当時の役者さんの中でもそれぞれの役の中で一番歌が上手い方がレコーディングされているのでしょう。
CDだけで世界にどっぷり。

昔のプログラムには歌の歌詞が出ていますので、聞きながら詞を読んだりして・・・。たっぷりCATSの世界をその後も楽しんでいます。

劇場内ロビー

劇場内ロビーでは猫たちのイラストが。
プログラムのキャラクター紹介のところに使われている絵です。
パステル画かな?
こちらで写真撮影されている方が結構いらっしゃいました。

ロビーではCATSのオリジナルグッズ(クリアファイル、本、プログラム、ストラップ、バッグ、Tシャツ、エコバッグなど)や水などの販売をしていました。

夫には申し訳無いけど、子ども達には『美女と野獣』も
みせてあげたいな~~。(おねだり、おねだり~~。)

劇団四季『CATS』
http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/index.html

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