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お蔵の鏝絵

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お蔵

 

実家(と、言って良いのだろうか?住んだことはない家だけど。)のお蔵。
ある日、家で過ごしていたら裏口から人がやってきた。

あの~、お蔵をみせて下さい、と。
なんのことやら、さっぱりなので・・・・、
私も一緒に外に出てみた。

すると10人超えの人たちがリュックを背負い、傘を差し、裏庭にいる。

このお蔵のこの紋(鏝絵・・こてえ、と読みます。)が珍しいとか、先ほどの人が解説している。

このお蔵は普通の家のお蔵の2倍くらいの長さがあるけれど、それは実際に2つの蔵を隣り合わせにしているからなのだ。屋根だけ一緒にしてしまったのだけど、中はそれぞれ独立しているのだ。

むか~し、むかし。
私の亡くなった祖母(跡取り娘)が小さな頃は、表門の両サイドにあったお蔵が、2度に分けて家の裏まで移動したのだ。100年くらい前にはとっくに存在していたようだ。

お蔵というのは地面にくっついている造りではないので、移動することができるのだそうだ。

この鏝絵・・・・。
家紋ではない。

家紋は反対側の側面についている。
こちらの「松」は、末永く栄えるという意味があり、松だけの紋は珍しく、色がこれだけはっきり残っているのは珍しいとか。

そうなの?

 

お蔵入り口

お蔵の入口の模様。
コレも凝っているとか。

どんなツアーですか?と聞いたら名刺を2方から頂いた。
歴史巡りのツアーらしい。

一方は鏝絵研究会の方、もう一方は某歴史資料館の方だった。
家人さえよく分からないものに興味を持っていただいて恐縮です。

むか~し、むかし。
このお蔵の中には珍しいものがたくさんありました・・・・。
が、いつの間にか、いろんなものが無くなるので、鍵がしっかりかかり、今は要らないもの置き場になってしまっています。
着なくなった洋服とか、使わなくなったおもちゃとか。
面白い物が全くない・・・・。
管理悪くてすみません、ご先祖様・・・・。

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