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(レオ、地図を見ながら御柱祭に向かう。)
日本三大奇祭のひとつにあげられます、長野県諏訪地方の御柱(おんばしら)祭。
子連れで行くことが可能か見極めることが出来なかったのですが、父が誘ってくれたので出掛けてみました。
父は諏訪の高校の出身ですし(全国で一番長い校歌を持つことで有名な学校です。)、諏訪の祭りのことはたぶん詳しいだろう。その父が誘ってくれたのだから子連れで出掛けても大丈夫だろう・・・、という殆ど見切り発車で出掛けてきました。
だいたいどんなことをするのかは、見聞きしていましたが、
あまりに奥が深い御柱祭。
7年に1度のお祭りのために地元の方たちがどんな用意をされてきたのか、それはとても言い尽くせませんが部分的にお話しできればと思っています。
どんなお祭りか・・・。
一般的にお祭りは、町おこしのイメージがありますが、こちらは観光客目当てのお祭りではないです。
諏訪大社のお祭りなのですが、その氏子さんたちが自分たちの為に作り上げるお祭り。
長い祭り期間のうち、モノによっては観光客は近くによれないようなものもあるんです・・・・。それがまずびっくり!!毎年行われるお祭りでしたら観光客が見学しやすいように整備したり、施設を整えることも出来るんだと思いますが、7年に1度ではお祭りの観光客目当てで地元の資金をつぎ込むことはできないですよね・・・。
山中から16本のモミの大木を切り出してくるんです。
その大木が山を下り、川を越え、街中をみんなで曳いて・・・。(ルートはそれぞれ異なります。)
最後に建て御柱といって、神社の敷地内にモミを建てるのです。こうやって山を下るうちに大木はご神木になるのだそうです。
祭りの度に死者が出ることでも有名ですが、それはこの大木に貢献度の高い気合いの入った氏子さんがのっているからです。その状態で山から大木を滑らせておろしたり、川に入ったりするのですからかなりの危険が伴います。今回のお祭りでは建て御柱でのっていた氏子さんが落ちて2名の方が亡くなるという痛ましいことがありましたが、氏子さんたち、お祭りに本当に命をかけている感じなのです。
毎度のことのように事故が起きても、警察の指導が及ばないのは、平安時代からの伝統ある宗教行事、ということだと思います。平安時代からここまで派手だったはずはないのですが、それでも宗教行事には口はだせませんよね。
そんなワケで諏訪地方全体が神懸かりの状態になるそんな場所に伺うことが出来ました。
続き記事も書きますが、本日はココまで!